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風の森通信 第578号


椿の輝き
           

 毎週土曜日の午後は、お茶のお稽古の日です。
仕事を持っている生徒さん方のためにと、齋藤先生は土曜日の午後もお稽古日として設定していただいております。
金曜日にもなると私のようなものは、仕事や雑用に追われてどうしてもポテンシャルが低下してくるものです。そんなこともあってかそれをリセットするための土曜日のお稽古がいつも楽しみです。
正座して姿勢を正し、静かなお茶室で耳を澄ましているだけで、気力や体力まで少しずつ回復してくるような気がします。
点てていただいたお濃茶に感謝し、正面を避け茶碗に唇が触れた瞬間がその時でしょうか。そんなわずかなひとときを自分が持っている五感で感じ取ることができたら、人間として今生きているのだと自覚できる瞬間でもあります。
あぁ、明日からまた生きていけるのだと。

 仙台では桜と椿が同じ時期に毎年咲きます。
夕暮れ時、庭に咲いている椿の木に目をやると、一輪の花の中に輝くものを見つけました。

photo_21041821.jpg

近寄って携帯で撮影したのですが悪いことにピンボケです。
でもその輝きを皆様にも見てもらいたいと思い、あえて写真を掲載させていただきます。
お茶室の床に椿の花を入れる時、蕾だけではなくこのような花もあってもよいのでないかと思ってしまいます。ピンク色した真珠のような輝き、暗いお茶室の中ではどのように光を集め、私たちの心を引き付けてくれるでしょうか。
この花は明日の朝総ての花びらを広げるでしょう。
これでも十分に開花後の椿の姿を想像することができるのです。
夕暮れ時だからこそ見つけられた一輪の椿の花。
それはそれはきれいで見事なものでございました。
    

和の学校仙台分校へどうぞ

テーマ : 和風、和物、日本の伝統
ジャンル : 趣味・実用

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非公開コメント

きれいですね!

なんと表現したものか…「華」がある花。
夕暮れ時の明るさの中で、お茶室に…と選ぶような蕾ではなく、かといって庭の花として100パーセント開ききった状態でもなく、それでいて人の目と心を惹きつける姿。蕾の硬くなさをのこす凛とした美しさというのでしょうか。この光の加減の中でこそ出会うことが出来たのですね。

椿っていいですね(^^)

「華」がある花!

★ひっこりさま
 こんばんは。
写真がうまく撮れてなくてごめんなさい!
一つの物を撮る時には必ず複数枚のシャッターを押している自分なのですが・・・たまたま携帯だったこともあり失礼をいたしました。
 たしかにお茶室では咲き出した椿は使われることはないかと思います。でも、私が亭主をさせていただく機会があって夜の茶会の時にでも、こんな花をも入れてみたいと思うのです。
「華」のある花!
素敵な表現の仕方ですね~
いつもコメント感謝申し上げます。

自然のすばらしさ

。。。には驚かされますね。
まるで計算され尽くしたような、花びらの重なりと、柔らかな優しい色ですね。

千葉では八重桜と最後の椿が一緒に咲いていますが、椿はだいぶお疲れのようです。

乙女椿

★さちりんさま
 乙女椿は仙台ではよく見かける種類です。
幾重にも重なる花弁が実に見事で、花芯が見えません。色はピンク色か淡いピンク色。花びらの重なり具合が、他の椿にはないほど多いというのがこの椿の魅力かもしれません。
庭では今日の雨でたいぶ花びらが落ちてしまい、あたり一面ピンクの絨毯となりました。しばらくはこのままにして、落ちた風情も楽しもうかと思っております。
いつもコメントありがとうございます。
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プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大そして、昔からあった美しい東北の四季とそれを彩る催しを発信していきます。ドイツで生まれたVEEH HARFE(ヴィーハープ)演奏にも取り組み、癒しの音色をお届けしていきます。

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