「和の学校シンポジウム」
・日時 平成19年3月30日(金)午後1時00分〜4時30分
・場所 東京国際フォーラム・ホールC
新幹線からみえる上野の桜は八分咲き。
朝方東京駅に降り立った頃雨も降っていましたが、日中は晴れ上がり気温も20℃とあたかな春の日差しです。
和の学校事務局のお手伝いとして、仙台分校から2名参加してまいりました。
私は和の学校関係者の受付を担当、もう一人参加していただいたОさんは一般の受付スタッフとして担当してきました。
日本文化の楽しさ奥深さそしてその魅力を知ってもらおうと、和の学校と讀賣新聞社が主催したもので、会場は1,200名の参加者で満席となりました。
シンポジウム開催の基調講演として、裏千家坐忘斎お家元から「茶の湯は日本のポータルサイト」そして和の学校の意義についてお話をいただきました。
第二部は桐竹勘十郎氏ほかによる文楽公演。
「義経千本桜 道行(みちゆき)初音(はつね)旅」
道行とは旅の場面を指していて、にぎやかな鳴り物と舞踊的所作の入ったもので、浄瑠璃の語り、華やかな三味線、そして人形の三業とお囃子が一体となって物語が展開していきます。特に一つの人形が3人で操られ、息のあった動きには驚かされます。
全山花盛りの吉野山を背景に、静御前が義経の形見の初音の鼓を鳴らします。すると狐がどこからともなく現れ、家来の佐藤忠信に化けて昔の思い出を語り合いながら義経に思いを馳せるというもの。
鼓や太鼓、鐘の音が目の前で打ち鳴らされ、舞台の華やかさとともに臨場感あふれるものでした。
第三部のパネルディスカッションでは「いま伝統文化が面白い」をテーマに歌舞伎俳優の坂田藤十郎さん、狂言師の茂山千五郎さん、作家の林望さんが参加。そして司会には平野啓子さんと日本文化を代表する皆様方で話が進められました。
私は受付担当ということもあり、ほとんど会場に入ることはできませんでしたが、時折舞台裏から文楽やシンポジウムをスタッフの一員として、拝見する機会をいただくことができました。私にとって文楽をみるのは初めてのこと、それも舞台裏からみるのは誠に得がたい経験でした。
今朝の讀賣新聞にその様子が報じられております。和の学校のホームページ「和文化NewsBox」の中でも、文楽の舞台がカラー写真付きで紹介されておりましたので是非ご覧ください。シンポジウムの詳細は4月15日頃の新聞に掲載されるとのこと。
その後に行われたの懇親パーティーには、シンポジウムに登壇された方々や、和の学校関係者そしてスタッフも参加して行われました。狂言師の茂山千五郎さんとの交流のテーブルでは、舞台のことやご家族のことなど楽しくお聞きすることもできました。
和の学校伊住理事長、大谷専務理事にも初めてご挨拶させていただきました。
そして和の学校理事で事務局の吉田さん、山下さんをはじめボランティアスタッフのYさんや多くの会員の皆様方とも交流できたことが、今回のシンポジウムに参加しての大きな収穫です。
受付でご一緒させていただきましたHさん、Sさんには大変お世話になりました。この場をお借りし御礼申し上げます。
帰りの新幹線の中で淡交社出版、伊住宗匠著「茶の湯の小窓」を読みながら宗匠を偲ぶことができました。
そしてシンポジウムの余韻を楽しむことができたのです。
和の学校仙台分校へどうぞ
和風
床 秋吉則州和尚筆 和風
床の色紙は、大徳寺塔頭芳春院現住職秋吉則州和尚筆で、土鈴「亥」の写し。
亥が勢いよく駆け抜けていく中にも、和やかな風を感じます。
久しぶりに「和」のつく字に出会うことができました。
改めて「和」というものを考えてみましょう。
和食、和服、和菓子、和歌、和裁、和紙、和暦、和綴、和船、和物、和訳、和名、和音、和学、和気、和琴、和式、和製、和文、和傘・・・
私がこれまで「和」に関するものとしてメモしてきたものです。
もっとたくさんの「和」のつくものがあるのかもしれません。
並べてみると「和」の字を「洋」の字に置き換えても、意味の分かるものが多いことに気づきます。
音読みでは「わ」、訓読みでは「なごむ、やわらぐ」、意味としても「仲のよい、過不足のない、あわせること」といわれています。
総体的に「平和」なイメージが浮かびます。
古い話になりますが聖徳太子の「和を以って貴しと為す」という、 十七条憲法の第一条に記されているのを思い出すことができます。
聖徳太子の時代からすでに千五百年ちかく年月が経っているのに、今でも「和」の精神が受け継がれていることに驚かされます。
しかし、列記した一つひとつのものが無くても、現在生活していくうえではいっこうに困ることはありません。
和食がなくても箸を使わないで済むし、和服を着なくてもよくなってきていたり、和菓子がなくても洋菓子で足りることもあります。
私は「和の学校」仙台分校の会員として、和の文化を皆様方に強要するものではなく、時代の趨勢に逆らうつもりもありません。
私がお稽古させていただいている茶道についても、いつの時代でも近代化の波を経験しながら今に至っているのだと思っています。
特に明治維新を境に、大きく変化してきていることでもうなずけるものが多々あるものです。
こうして時代を経ながらも現代に生き続け、いつの時代にも通用するのが「和」ではないでしょうか。
常に伝統と近代との間に挟まれながら、何が「和」なのかを探していくのも楽しいことなのだと私は思っています。
云いかえれば「和」を知って「和」の再発見といったところでしょうか。
今日のお稽古は、後炭所望(ごずみしょもう)、茶通箱(さつうばこ)そして更好棚(こうこうだな)を使った総荘り。
茶通箱は、二種の濃茶をお客様にもてなすときのお点前。
亭主が用意した濃茶と、お客様からいただいた濃茶を点て分けるものと先生に教えていただきました。
今日もまた、箱を持つ両手の動きがぎこちなく四苦八苦なのです。
明日は急遽、和の学校仙台分校「お茶を楽しむ会」の例会として、山形市清風荘での日釜に参加させていただくことになりました。
一月は、各流派の先生方が初釜のため、東北各県のお茶室では月釜が開催されておりません。
しかし清風荘で日釜の情報が入りましたので、急ではありますが伺うことにいたします。立礼席では表千家の佐藤先生が釜を掛けられるとのこと。
雪を見ながらどんなおもてなしが待っているのか今から楽しみです。
和の学校仙台分校へどうぞ
番組名 :「ドリーミングトーク」
放送予定 :6月25日(日)18:00〜18:30
パーソナリティー :阿部清人 氏
トークの内容は和の学校の紹介と具体的な活動内容、和の学校の活動をはじめた経緯、これまでの活動で得たこと、そして今後の予定と夢。
放送予定の6月25日(日)は、和の学校仙台分校がスタートしてちょうど一年になります。
その意味でも番組参加はいい記念になりました。
改めて「fmいずみ」の皆様方には感謝申し上げます。
後日、トークの内容は和の学校仙台分校のホームページ上で紹介させていただきます。
茶箱で薄茶を点てながらのトーク。
時間的には20分くらいだったでしょうか。
お話したいことの半分も話せないものです。
多くの皆様方に「ドリーミングトーク」を聞いてほしいものです。
そして和の文化について少しでも興味をもっていただき「和の学校」に参加してもらえればと願っています。
●「fmいずみ797」
●「fmいずみ797ブログ」
「和の学校」仙台分校へどうぞ




