「Sho blue」 との出会い
宇宙の星々を思わせるこの写真は、ガラス製花入の一部分。
右下にはガラス作家の名前が小さなアルファベット文字で「SHO」とサインが刻まれています。
ガラス作家のお名前は鍋田尚男(Hisao Nabeta)氏
花を入れる前に、手にしていろいろと拝見させていただきました。
形はハート型、逆にすれば滴り落ちる水滴にも見えてきます。
飾る位置によって、左右の透明な部分の面積の非対称なのが面白く、光の入ってくる角度を意識したものかと想像してしまいます。それに青いガラスの中にはたくさんの気泡があって、下から浮き上がってくる感じさえしてきます。
真塗の台に置いてみたところ、中に含まれている気泡が青い小さな星の輝きを見せてくれます。
光の入る角度でいろいろな色に変化し、見る者を宇宙の彼方に連れて行ってくれるような光景を楽しむことができたのです。
庭で咲き出してきたアジサイを入れてみました。
その青色の銘を 「Sho blue」と呼ばさせていただきす。
周囲の空気や風から吸い込んだような透明な青。
鍾乳洞の奥深くで湧きあがってくる水のあの青さです。
遠い昔から存在したこの青色は、今地上で鍋田氏の手によってガラスの花入として生まれ変わりました。
今はまだ色の付いていないアジサイですが、この「Sho blue」の水できっと素敵な青色に染まるに違いないありません。
花入もそしてアジサイも、この季節の光を友にしながら私たちを楽しませてくれます。
先日輪王寺で開催された岡崎宗豊先生の薄茶席で、鍋田先生の菓子器を拝見することができました。
その青は今でも目に焼きついています。
夏の季節は齋藤先生のお茶室でも薄茶器として出されたり、いろいろなお席で先生の作品を目にする機会が増えてきます。
今年の夏、鍋田先生のお道具との出会いが楽しみです。
■ガラス工房「尚」・シーダーギャラリー
〒982-0244
宮城県仙台市太白区秋保町馬場字円山12-1
TEL/FAX .022-399-5727・5728
■鍋田尚男作品展
平成20年7月17日(木)〜26日(土) 日・月曜日休廊
午前11時〜午後6時 最終日は午後4時まで
酉福(YUFUKU)ギャラリー
〒107-0062
東京都港区青山2-6-12 アヌシー青山1F
地下鉄銀座線・半蔵門線・大江戸線「青山一丁目」下車
TEL.03-5411-2900 FAX.03-5411-2901
鍋田先生在廊日 7月17・18・26日
和の学校仙台分校へどうぞ
テーマ:和風、和物、日本の伝統 - ジャンル:趣味・実用
先週末、仙台市青葉区の親戚の家から古い「SINGER」ミシンをいただいてきた。
こうしてまた家の廊下の片隅に落ち着くことになった。
義母の母が明治30年代の後半、嫁入道具として持ってきたというので100年以上は経っていることになるだろうか。
当時アメリカから輸入され、100円以上の値段だったと聞かされた。手先の器用な叔母で、子供達の洋服は自分で縫って着せていたという。
かなり使いこまれていて、本体の模様があまり見えない。
金色の地にいろいろな色の模様と文字が書いてあるのだが、どんなものだったのかもう判別することはできない。
実際に家族の者が足で踏んでみたところ、まだきちんと縫える状態であることが分かった。
丈夫なものであると同時に、よく保存されてきたことにも驚かされる。
電気もない明治時代のミシン。
足で踏んで縫っていく型で今時珍しい。
単純な構造だから壊れることもなかったのだろう。下の写真は両脚の側面部分。
中央には蛙であろうか、紐のようなものをくわえているデザインとなっている。
蛙の上には
THE SINGER MANFG.CO.
その下には
TRADE MARK
廊下の一番奥にあるので狭いところだが、椅子をおけば読書するのにいいし、手紙や原稿を書くにもちょうどよい高さなので気に入っている。
廊下にあるということもあり明るくて目も疲れない。
目を上げれば庭の緑と小鳥達のさえずりが聞こえる。
いずれ私専用の机にしてしまおうかと思っている。
大事に使っていきたい。
今日のお稽古は「盆香合(ぼんこうごう)」、「名水点(めいすいだて)」そして「洗い茶巾」での「続き薄茶」をさせていただくことができました。
仙台の気温が20℃と過ごしやすく、躙口(にじりぐち)を開け、蚊遣りをたいてのお稽古。
路地の苔の緑色が鮮やかに輝いています。
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