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風の森通信 第905号


寒牡丹


 
 「お菓子のご銘は」
 「寒牡丹と申します」

 「ご製はどちらでしょうか」
 「玉澤総本店でございます」

 久しぶりに先生方とお茶をいただくとができました。
「寒牡丹ね~・・・お菓子は俳句の季語そのものね」とW先生。
大寒の季節だからこその銘、形、色合いそして口の中で解けていくその舌触り。
この季節だからこそ目で楽しみ舌で楽しむ。
なるほどお菓子の銘は季語そのもの。
そしてお茶は季節を味わう豊かさ。



 先週のお稽古は小習の中の貴人点濃茶そして貴人清次薄茶。
先日のお稽古は四ケ伝の唐物そして貴人点薄茶。



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風の森通信 第724号


銘菓「霜ばしら」



 この干菓子の銘は「霜ばしら」

口の中に入れると、舌の上で霜ばしらが儚く溶けていくような食感の飴のお菓子です。
けっして噛んではいけません。
サクサクと噛んでしまっては、単なる綿菓子の味しか口の中には残りません。口の中で霜柱が溶けていく時間の経過を楽しむことができるのがこのお菓子の最大の特徴です。
青くて丸い缶の蓋をとってみると、真っ白ならくがん粉の中に埋もれるように「霜ばしら」は隠れています。

力を入れて取り出すとすぐに潰れてしまうので、懐紙の上にそーっとそっと取り出してみると、本当に霜柱のような姿をしています。
日本人の美意識をくすぐる、繊細で、儚く、美しくサッパリとした上品な甘さのお干菓子。
日本広しといえどこのような干菓子はありますまい。
珍しさや季節感のある干菓子なので、仙台の冬のお土産にはこの「霜ばしら」と私は決めています。
お茶のお席で「霜ばしら」の話題で盛上がるのは間違いありません。
冬にだけあえるやさしいくちどけ「霜ばしら」
あなたにも届けたい。

「霜ばしら」は冬季限定商品です。
御製は九重本舗玉澤(ここのえほんぽたまざわ)


 今日のお稽古は一年ぶりに大炉です。
初炭手前、濃茶点前そして薄茶点前といつものようなスピードとはいかず、逆にゆっくりとしてお点前で落ち着いているように見えるから不思議です。
お濃茶席では鶯餅をいただくことができました。
この写真は水屋で撮影したものです。

何とも鮮やかな鶯色でございます。
きな粉に抹茶が入っているのではと思ってしまいます。
御製は玉澤総本店

 先週のお稽古は行之行台子そして台子薄茶点前でした。
再来週は花月と齋藤先生からお話がありました。
今から楽しみでございます。


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風の森通信 第634号


茶壽器(ちゃじゅのうつわ)


 大阪のY氏から宅急便が届きました。
配達されたダンボールの箱には「ガラス・ビン・セトモノ」そして「生ナマモノ」のシールが貼ってあるが以外に重さは軽い。
さっそく開けてみました。
桐箱に入っていて「茶壽器」とあります。

photo_21121301.jpg

中には小振りな抹茶茶碗と干菓子が入っていました。
直径が10cm高さは6cmの大きさです。
説明書を読んだところ、このお茶碗がお菓子でできている抹茶茶碗だという。

photo_21121302.jpg

なんとも珍しいお茶碗というよりお菓子です。
重さや手触りも本物のお茶碗と同じで釉薬まで掛けられています。これで抹茶を何度か点てた後、食べることができるというのだ。
どうやって食べるかというと最後に割って食べるらしい。
お茶碗を壊すことには抵抗感があるし、お菓子とはいえもったいないというか・・・なんとも珍しいお菓子です。
お茶をいただくくまねをしたところ、お茶碗の中からニッキのような香りがしてきます。山芋と高級砂糖で出来ているというが、ニッキの香りと抹茶が沁みこんだ味ということになるのでしょうか。
ちなみに「茶壽」とは茶の字が二十と八十八に分解できるところから、あわせて百八歳のお祝いのこと。
元旦の日にでもこの「茶壽器」でお茶を点てていただくことにいたしましょう。

photo_21121303.jpg

干菓子は和三盆製「京の鶴亀」
ご製は京都市東山区川端の「甘春堂」
Y氏には珍しいお菓子を紹介していただき感謝申し上げます。


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風の森通信 第512号


金平糖(こんぺいとう)

    
 振出しから出てきたお菓子は金平糖。

photo_20082301.jpg

子供の頃小遣いをもらって駄菓子屋に行き、店先の透明なガラスの入れ物に入った金平糖を買って、口の中で転がしていたものです。
大人になってからは食べた記憶がありません。
だがお茶のお稽古をはじめて、茶箱点前の時に必ずいただけるようになりました。
今日のお稽古は茶箱の「雪点前」

photo_20082302.jpg

振出しから出てきたのは黄緑色、紫色そして水色。
それぞれ色には味がついていて、黄緑色はメロン味、紫色は葡萄味、水色はラムネ味でした。
もっといろいろな色や味があるに違いありません。

「こんぺいとう」という言葉の入った歌を思い出しました。

    いろはにこんぺいとう 
    こんぺいとうはあまい
    あまいはさとう 
    さとうはしろい
    しろいはうさぎ・・・

なんという題名の歌であったろうか。
いつの頃からあったのだろう、山形だけで歌われていたのだろうか、数え歌などの一種だろうか、単に言葉遊びとして歌われたものなのだろうか。
疑問だらけの歌です。
メロディーも兄や近くの姉さんたちから教えてもらったのだが、今歌ってごらんといわれてもどうも心もとない。
そして今でもそうなのだが、その意味もよく分かってはいない。
でも不思議に口ずさめる歌。

 金平糖はどうして凸凹になっているのだろう。
齋藤先生にお聞きしたところ、製造過程の中で時間をかけゆっくり粒を成長させて出来上がるのだと教えていただきました。
でも凸凹が何故できるのだろうか、その突起の数はどのくらいあるのだろうか、それに形も一つひとつが不揃いです。
利休の時代には既に日本に伝えられていたという。
甘い宝石ともいわれるが、見れば見るほど不思議なお菓子です。
 つい最近の結婚式で、新郎新婦が最後にお客様たちを見送る時、きれいな袋に入った「金平糖」をいただいたことがあります。
その時の色は黄色、でもその金平糖の袋はどこかにしまったのか思い出せない。

   
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風の森通信 第372号


桜花舞ふ


 今朝朝早く京都のお菓子が届きました。
届けてくれたのは、斎藤社中で昨年の暮れまでご一緒させていただいたさんからのものでした。
「都をどり」の詰合せ。
中に入っているお菓子の銘は祗園白川「桜花舞ふ(おうかまう)」と、京祗園「白川の桜(しらかわのさくら)」
淡い桜色の箱に白銀の桜の花びらが箱いっぱいに散りばめられていて、綺麗な意匠の箱に入っていました。
箱の包み紙には「一日の清閑一日の福」の文字が書かれていて、桜の花の絵も添えられています。
箱を見ているだけでも楽しくなってくるものです。
御製は左京区南禅寺の菓匠清閑院。

今日は「桜花舞ふ」をいただくことにしました。

photo_19022503.jpg

華やかな桜色の羊羹の上にほんのりミルク味の淡雪羹が重ねてあり、その表面には桜の花が添えてあって素敵な仕上がり。
ほどよい甘さで、みているだけでも一つの物語ができそうです。
薄茶を点ててみました。
お茶銘は「翠芳の白」、詰は井ケ田園。
春の新緑と桜の花。
一足先にお花見でございます。

 本日、和の学校の三月「京都の行事」がようやく完成いたしました。
三月にお薦めなのは「西陣雛めぐり」や「京都・東山花灯路」、それに「桜のライトアップ」が各社寺でスタートします。
三月下旬から四月上旬にかけて「祇園白川の桜ライトアップ」が、祇園白川巽橋周辺と白川南通で開催されることになっております。
「和の学校」仙台分校では、本日から掲載としましたのでご覧ください。ちなみに「京都の行事」は下記アドレスとなっております。

http://www18.ocn.ne.jp/~kaze001/kyotohonkou.htm


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プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大そして、昔からあった美しい東北の四季とそれを彩る催しを発信していきます。ドイツで生まれたVEEH HARFE(ヴィーハープ)演奏にも取り組み、癒しの音色をお届けしていきます。

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