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風の森通信 第634号


茶壽器(ちゃじゅのうつわ)


 大阪のY氏から宅急便が届きました。
配達されたダンボールの箱には「ガラス・ビン・セトモノ」そして「生ナマモノ」のシールが貼ってあるが以外に重さは軽い。
さっそく開けてみました。
桐箱に入っていて「茶壽器」とあります。

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中には小振りな抹茶茶碗と干菓子が入っていました。
直径が10cm高さは6cmの大きさです。
説明書を読んだところ、このお茶碗がお菓子でできている抹茶茶碗だという。

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なんとも珍しいお茶碗というよりお菓子です。
重さや手触りも本物のお茶碗と同じで釉薬まで掛けられています。これで抹茶を何度か点てた後、食べることができるというのだ。
どうやって食べるかというと最後に割って食べるらしい。
お茶碗を壊すことには抵抗感があるし、お菓子とはいえもったいないというか・・・なんとも珍しいお菓子です。
お茶をいただくくまねをしたところ、お茶碗の中からニッキのような香りがしてきます。山芋と高級砂糖で出来ているというが、ニッキの香りと抹茶が沁みこんだ味ということになるのでしょうか。
ちなみに「茶壽」とは茶の字が二十と八十八に分解できるところから、あわせて百八歳のお祝いのこと。
元旦の日にでもこの「茶壽器」でお茶を点てていただくことにいたしましょう。

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干菓子は和三盆製「京の鶴亀」
ご製は京都市東山区川端の「甘春堂」
Y氏には珍しいお菓子を紹介していただき感謝申し上げます。


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風の森通信 第512号


金平糖(こんぺいとう)

    
 振出しから出てきたお菓子は金平糖。

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子供の頃小遣いをもらって駄菓子屋に行き、店先の透明なガラスの入れ物に入った金平糖を買って、口の中で転がしていたものです。
大人になってからは食べた記憶がありません。
だがお茶のお稽古をはじめて、茶箱点前の時に必ずいただけるようになりました。
今日のお稽古は茶箱の「雪点前」

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振出しから出てきたのは黄緑色、紫色そして水色。
それぞれ色には味がついていて、黄緑色はメロン味、紫色は葡萄味、水色はラムネ味でした。
もっといろいろな色や味があるに違いありません。

「こんぺいとう」という言葉の入った歌を思い出しました。

    いろはにこんぺいとう 
    こんぺいとうはあまい
    あまいはさとう 
    さとうはしろい
    しろいはうさぎ・・・

なんという題名の歌であったろうか。
いつの頃からあったのだろう、山形だけで歌われていたのだろうか、数え歌などの一種だろうか、単に言葉遊びとして歌われたものなのだろうか。
疑問だらけの歌です。
メロディーも兄や近くの姉さんたちから教えてもらったのだが、今歌ってごらんといわれてもどうも心もとない。
そして今でもそうなのだが、その意味もよく分かってはいない。
でも不思議に口ずさめる歌。

 金平糖はどうして凸凹になっているのだろう。
齋藤先生にお聞きしたところ、製造過程の中で時間をかけゆっくり粒を成長させて出来上がるのだと教えていただきました。
でも凸凹が何故できるのだろうか、その突起の数はどのくらいあるのだろうか、それに形も一つひとつが不揃いです。
利休の時代には既に日本に伝えられていたという。
甘い宝石ともいわれるが、見れば見るほど不思議なお菓子です。
 つい最近の結婚式で、新郎新婦が最後にお客様たちを見送る時、きれいな袋に入った「金平糖」をいただいたことがあります。
その時の色は黄色、でもその金平糖の袋はどこかにしまったのか思い出せない。

   
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風の森通信 第372号


桜花舞ふ


 今朝朝早く京都のお菓子が届きました。
届けてくれたのは、斎藤社中で昨年の暮れまでご一緒させていただいたさんからのものでした。
「都をどり」の詰合せ。
中に入っているお菓子の銘は祗園白川「桜花舞ふ(おうかまう)」と、京祗園「白川の桜(しらかわのさくら)」
淡い桜色の箱に白銀の桜の花びらが箱いっぱいに散りばめられていて、綺麗な意匠の箱に入っていました。
箱の包み紙には「一日の清閑一日の福」の文字が書かれていて、桜の花の絵も添えられています。
箱を見ているだけでも楽しくなってくるものです。
御製は左京区南禅寺の菓匠清閑院。

今日は「桜花舞ふ」をいただくことにしました。

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華やかな桜色の羊羹の上にほんのりミルク味の淡雪羹が重ねてあり、その表面には桜の花が添えてあって素敵な仕上がり。
ほどよい甘さで、みているだけでも一つの物語ができそうです。
薄茶を点ててみました。
お茶銘は「翠芳の白」、詰は井ケ田園。
春の新緑と桜の花。
一足先にお花見でございます。

 本日、和の学校の三月「京都の行事」がようやく完成いたしました。
三月にお薦めなのは「西陣雛めぐり」や「京都・東山花灯路」、それに「桜のライトアップ」が各社寺でスタートします。
三月下旬から四月上旬にかけて「祇園白川の桜ライトアップ」が、祇園白川巽橋周辺と白川南通で開催されることになっております。
「和の学校」仙台分校では、本日から掲載としましたのでご覧ください。ちなみに「京都の行事」は下記アドレスとなっております。

http://www18.ocn.ne.jp/~kaze001/kyotohonkou.htm


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風の森通信 第321号

  
和菓子「浮島」
 
 私の短い夏休みにも宿題が一つある。
それは和菓子を作ること。
毎年夏休みの期間を利用して、主菓子(おもがし)をひとつ作ろうというもの。
今年の課題は「浮島」

友人たちから手作りのケーキやクッキーをよくいただくのだが、ここ十年来和菓子をいただいたという記憶がまったくない。
和菓子といえば私が小さかった頃、母が「柏餅」「おはぎ」「ぼたもち」そして今では見ることのできなくなった「ゆべし」などを家で作ってくれて普段に食べていた。ところが最近では、どこの家庭でも和菓子を手作りする光景など、ほとんど見かけることがなくなってしまった。
そんなこともあってお茶のお稽古をしている私が、年に一つの手作り和菓子でもと夏休みの宿題にしている。
テキストのようにきれいな形にはならないが、出来立ての美味しさを味わえることが一番の楽しみでしょうか。お茶室でいただく主菓子とは少し違った楽しみ方があると思っている。
和菓子づくりをしていると、どこか「ままごと」をしているような感じがしてきます。エプロンを掛けながら材料を分けたり、こねったり、色をつけたり、丸めたりちぎったり・・・
テキストを見ながら、手を動かしそして使った道具の片付けしながらの時間はあっという間に過ぎていきます。蒸しているあいだは、お湯がなくなりはしないかと約30分間は火につきっきり。
蒸し器から立ちのぼる湯気、そして白餡の甘くやさしい香りに包まれるだけでもいい気分になってくるものです。

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二色の生地のコントラストがなんともいえません。
カステラのような、ふんわりとしたやさしい口ざわりそして甘み。
山の形をと意識的に作ってみたのですが、なだらかな山の形にはできないものです。
最初の作品としてはこんなところでしょうか。
最初は一人で作るのは無理だろうと思っていましたが、材料を目の前に並べてしまうとあとはなんとか一人で出来るものです。
甘さを少し抑えたせいでしょうか、うまくできたのではと自己満足しています。
季節ごとに手作りで楽しめる和菓子はありがたい。
せっかくですからお薄を点てていただきましょう。
皆様方とご一緒にいただけないのが残念です。

材料(枠12×12×4.5一個分)
・卵       2個
・白あん   200g
・上白糖    30g(20gと10gに分けておく)
・塩      少々
・上新粉   大さじ 2
・薄力粉   大さじ 2
・抹茶    小さじ 1
・甘納豆   20g

次回のお稽古の時にでも、直前に作って持参しようかと思っている。



    「風の森通信」ご講読の皆様方へのご案内

 メールマガジンからブログ「風の森通信」としてリニューアルスタートしたのが今年の2月。
約半年が経過しました。
多くの皆様方にご講読いただきましたこと厚く御礼申し上げます。
今日現在、ご訪問していただいた皆様方がすでに左側にあるFC2カウンターで9,550となっており、もうすぐ10,000ヒットという一つの区切りの番号に近づいてきました。
皆様方への感謝の気持ちを込め、10,000番目にご講読いただきました方に、わずかばかりではありますが記念品をプレゼントとさせていただきます。
コメント欄にハンドルネームで構いませんので、足跡の書き込みをよろしくお願いいたします。
送付させていただきますご住所やお名前は通常のメールか、プラグイン左側の「メールフォーム」からお知らせください。
お待ちしております。

皆様方には引き続きブログ「風の森通信」のご講読をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。


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プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大と、ヘルマンハープ演奏にも取り組んでいます。
昔からあった美しい東北の四季、それを彩る催しそして癒しの音色などもお届けしていきます。

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