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風の森通信 第841号


 スイートポテトケーキ


 私が食材にこだわって作った「スイートポテトケーキ」

主な材料であるサツマイモは家庭菜園で収穫したものです。
サツマイモは既に収穫は終っていますが、甘くなった頃を見計らって焼き上げてみました。
作り方は下記アドレスを参考にしました。

■クックパッド「さつまいもとHMでスイートポテトケーキ」
   ↓
http://cookpad.com/recipe/1352179

お味=(スイートポテト+芋羊羹)÷2

 素人の私でも簡単に作ることができました。
レシピと違っているのは、シナモンを少々追加したことだけです。
サツマイモをゆでて裏ごしした分だけ水分が多く、中がしっとりしすぎたかもしれません。次回は焼いたサツマイモを使ってみたいと思います。
他にサツマイモを使って作ったのが、スイートポテトとサツマイモポタージュでなかなかおいしいものでした。
 残っているサツマイモが60個以上ありますので、次回メニューは早めにサツマイモパウンドケーキを作ってみたいと思っています。
体重が増えるのが心配ですが・・・楽しみです。


 今日のお稽古は来週土曜日に行なわれる「夜咄の茶事」のための事前準備。
お道具やお料理の打ち合わせ。その後、一通り武田さんと一緒に亭主役と正客役をやってみました。事前に勉強していたのですが、実際やってみると手燭や膳燭など普段使い慣れていないお道具の位置やタイミングが少し違っていたり、いろいろなことを確認することができました。
とても実践的なお稽古ができてとてもありがたいものでした。
さて、残り一週間で流れの確認、お軸や色紙、お道具、懐石料理などきちんと応えられるよう覚えなくてはなりません。
来週土曜日の午後二時集合、とても楽しみでございます。


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風の森通信 第766号


「もって菊」


 家庭菜園で食用菊の「もってのほか」が満開です。
この花をみているだけで「おいしだろうな!」とつい思ってしまいます。

正式な花名は「延命楽」
観賞用として、食用としてそしてお風呂に浮かべて浸かるのもよし!
食用菊の生産量では山形が全国一位です。山形では古くから秋の味覚として食べられ、郷土の味として親しまれてきました。
私の家庭菜園でも山形の実家からもって菊の株を分けてもらい育てきました。今朝摘んできてすぐにゆでて朝食でいただいてみました。
ほのかな菊の香りと少しの苦味、そして甘くしゃきしゃきとした食感がたまらなく好きです。

ゆでたもって菊を冷凍して炉開きの時の懐石料理の一品として使う予定です。
毎日食べ切れないほどのもって菊。
近くの農家の方々ももって菊は珍しいらしく、何軒かの農家の方々にお分けいたしました。ご近所の皆様方にもお分けしています。
もって菊は今月いっぱいとれるのでしばらく楽しめそうです。


 今日のお稽古は中置での後炭手前、包帛紗そして薄茶点前。
名残りの季節となりました。
来週は研究会参加のためお稽古は休みとなります。


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風の森通信 第618号


「もってのほか」という名の食用菊
 

 「もってのほか」が庭に咲きだしてきました。

photo_21092302.jpg

「もってのほか」とはまだ全国的にはよく知られておりませんが、山形県特産の菊の花の名称です。
特徴的なのは食用菊だということ。
咲き出してきた「もってのほか」と呼ばれる品種。
この菊の花は「早生もって」と呼ばれるもので、色はピンクで花びらは筒状になっているのも大きな特徴です。
この花の名前の由来は「天皇家の御紋である菊の花を食べるとはもってのほか」と言われたことから付けられたともいわれていますが、産地山形では定番の食材。
先日お墓参りで実家の山形に行ってきたところ、案の定もてなしとして出されたのが「もってのほか」のお浸し、酢の物そしてホウレンソウをゆでたものに混ぜた「もってのほか」、見た目にもとても鮮やかでこの季節を感じ取ることができます。
べとつかず型くずれしないので、食べた食感がシャキシャキしています。味は少しほろ苦とさ同時に菊特有の淡い甘さで大人の味。
ガンを抑えてくれて血液がサラサラになるとよく母が言っていたものです。私が一番よく食べるのはやはり茹でただけの「早生もって」食べても食べても飽きがこないので、一皿あっという間に平らげてしまうほどです。一皿分の花ともなるとかなりの量の花びらをゆでることになります。子供の頃はガクから花びらをむしり取る役目が私でした。ゆでる時は酢を少しだけ入れ、色が変わらないようにするのもポイント。
 お茶の世界では菊の花は延命長寿として大切にされますが、菊の花の朝露もなかなか取れませんので、ゆでてそのまま食してしまうのが山形流。
この季節のお茶事には欠かせない私だけの懐石料理にしたいと思っています。「もってのほか」のお浸しは私にも殊の外簡単に出来る料理なのです。

               
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風の森通信 第468号


パウンドケーキ


 先日、私も何人かの女性の方々から「バレンタインチョコレート」を頂いた。
生チョコや板チョコ、そしてセットもの・・・・
頂いた瞬間から、来月のお返しのことをもう心配していた。

 そんなこともあって昨日の日曜日、居間でゴロゴロして雑誌を見ていたら、「クッキーやケーキを作ってお返ししちゃおう!」という記事が目についた。
なるほどそんな手もあったのかと思い記事を読んでみた。
作り方も丁寧に書いてある。それにきれいに撮られた写真がいっぱい載っていて実においしそうであった。いろいろなメニューがある中でも一番手軽に作れそうだったのが「パウンドケーキ」であった。
試してみようと思い立ち、夕食を済ませた後ごそごそと道具や材料の探し方から始まった。
やったことのない分野の本を読んでいると、知らないことがいっぱいあって勉強になるものだ。材料の分量がそのままケーキの名前になるとはまったく知らなかった。
パウンドケーキの材料となるバター、砂糖、卵、小麦粉をどれも同量の1パウンド(ポンドと同じで453.59g)ずつ配合していたことから「パウンドケーキ」と呼ばれるようになったということを。
お菓子をいつも作っている方々から「そんなことも知らなかったの?」といわれそうだ。
それにしても一番初めに作り始めた人は、よほどお菓子の名前を考えるのが面倒だったと思えてならない。でもその名は個性的で一度覚えたら忘れることはない。
今回私が準備したのは、材料をそれぞれ約半分の200g。
とはいっても甘さを控えるため、グラニュー糖は150g、小麦粉も150g、卵2個、他の材料としてはクルミ、フルーツMIX洋酒漬、ラムホワイトそしてベーキングパウダー小匙少々。
材料の重さからしていえば「ハーフパウンドケーキ」と言ったところであろうか。
生地を作るところまでそれなりに悪戦苦闘はしたが、あとはオーブンで焼くだけというものであった。本を読み始めてからお皿に乗せるまでゆうに4時間は経っていただろうか。
できあがった「パウンドケーキ」はご覧のとおり。

photo_20021702.jpg

甘みを抑えて作ってはみたが、それでも結構甘く感じられた。
子供の頃から食べていた味であった。
中に加えたフルーツの味やバターの味もなかなかいい。
でもカロリーが高そうで、食べるのは一個で十分であろうか。
反省点があった。
それはちゃんと注意書に小さく書いてあったことだが4点ほど。

  ・表面が黒く焼き過ぎないように、40分ほど経ったらアルミホ
   イールを上にかけること。
  ・終盤は竹串でケーキを突いて、中の焼け具合をこまめにチェ
   ックすること。
  ・焼き上がりは中央が盛り上がるので、当初から中央部分を
   凹ませること。
  ・生地を容器全体にきちんといきわたらせるために、容器を机
   の上で何度か叩くこと。
   但し、叩きすぎるとフルーツが下に沈んでしまう。

 厨房にもめったに入らない私なので、このくらいの出来でご勘弁願いたい。
でも、これを一人ひとりの女性の方々にお返しとしてやるには、どうも時間と労力がかかりすぎるようだ。
それにお返しした方々から「もう少し小さいのを」とか「これを食べたら太りそう」、「甘さをもう少し押さえて」・・・
考えただけでどうも滅入ってしまう。
やはりデパートに行って、クッキーにしようかと思いはじめている。


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風の森通信 第387号


「五加木(うこぎ)を食す」
 
 今日の仙台は朝から雨。
傘をさして「うこぎ」枝の一番先の新芽だけを丁寧に採ってみました。

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指で採ると手に葉の匂いがついていいにおいです。
当然のことながら無農薬、そして虫もまったくついていないので葉もぴかぴかに輝いています。

photo_19042202.jpg

ひとかかえほどでも茹でてしまえば量はごくわずか。
でも鍋からザルに移す時の香りは、なんともいえない若葉の香りがしてきます。
昨日お茶の高橋先輩に教えていただいた三品を作ってみました。


■「うこぎの味噌和え」

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①塩を少し加えたお湯でサッと茹でしばらく水にさらしておきます
②水から取り出したうこぎをぎっちり絞り細かく乱切にする
③少し火で炙った味噌を加え、他に鰹出汁を少々そして胡桃を細切れのものを加えできあがり


■「うこぎのおひたし」

photo_19042204.jpg

①塩を少し加えたお湯でサッと茹でてしばらく水にさらしておきます
②水から取り出したうこぎをぎっちり絞ります
③鰹節をのせ醤油をかけるだけ


■「うこぎご飯」

photo_19042205.jpg

①お米は普段どおり炊きます
②うこぎは塩を少し加えたお湯で茹でて水にしばらくさらしてからよく絞る
③うこぎを少し切り塩を少し加える
④ご飯が炊き上がったら③のうこぎをさっと混ぜ合わせ少し蒸らすだけで完成です


 我が家の食卓でのこだわりはお米です。
いつも山形県高畠町農業法人屋代農業生産組合から「ひとめぼれ」を購入しています。30k一袋を宅配してもらい、その都度精米機を通していただいております。
前日からそのひとめぼれを水につけておき朝炊きしました。
うこぎの香りが一番したのはやはり「うこぎご飯」でしょうか。
ひとめぼれのお米の香りとうこぎの香りがあわさって食欲をそそります。
ついつい今日はおかわりをしてしまいました。
「うこぎの味噌和え」はうこぎのほろ苦さと香り、焼き味噌の香りそして胡桃の味もほどよくあわさって最高です。
「うこぎのおひたし」はうこぎの葉の色と形をみられることと、しゃきしゃきとした感じと若葉の香り口の中で広がります。
参考までですが苦さを抑えるためには少し水にさらしておく時間を長くしたほうがよさそうです。
今日は朝から春の旬の味を楽しむことができ、おかげで体はすっかり春仕様となりました。

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プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大そして、昔からあった美しい東北の四季とそれを彩る催しを発信していきます。ドイツで生まれたVEEH HARFE(ヴィーハープ)演奏にも取り組み、癒しの音色をお届けしていきます。

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