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風の森通信 第677号


You Raise Me Up
 

 昨日、友人からケルティック・ウーマン(Celtic Woman)のユー・レイズ・ミー・アップ(You Raise Me Up)という曲を紹介していただいた。
最初はどのような曲か分からなかったが、トリノオリンピックのフィギュアスケートで金メダルを獲得した荒川静香選手が、エキシビションで使った曲といわれてようやく分かった。
ケルティック・ウーマンはアイルランドの5人組女性ヴォーカル・グループ。

メンバーの伸びのある綺麗な声が魅力的で心地良い。
その中でもユー・レイズ・ミー・アップは、一人一人の個性が出ていてまさに一押しの曲といえよう。
美しい旋律と歌声そして歌詞の内容が相まってとても素晴らしい。
「あなたが励ましてくれるから私以上の私になれる」
メロディーと歌詞がこれほどマッチしていればこその名曲であろう。

   落ち込んで心底うんざりした時
   困難に見まわれ心に重荷を抱えた時
   私はここで静かに待つの
   あなたが来てそっと寄り添ってくれるまで
   あなたが励ましてくれるから山の頂にも立てる
   あなたが励ましてくれるから荒ぶる海も渡ってゆける
   私は強くなれるのよあなたの支えがあれば
   あなたが励ましてくれるから私以上の私になれる

ではユー・レイズ・ミー・アップを皆さんもどうぞ!
http://www.youtube.com/watch?v=3K3RJqSLtzg

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風の森通信 第660号


卯の花


     夏は来ぬ
               
  卯の花の匂う垣根に
  時鳥(ほととぎす) 早も来鳴きて
  忍び音(ね)もらす夏は来ぬ

 歌詞は歌人佐々木信綱によるものです。
この歌詞の中にでてくる忍び音とは、一般的にはひそひそ声や小声のことをいいますが、ここではホトトギスの初音のことを指しています。鳴きだしたばかりで、遠慮しながら小さな声で鳴いているのが忍び音。
ちょうど庭では卯の花が咲きだしてきましたので、あとはホトトギスが飛んで来てくれればもうすぐ夏でございます。

仙台では卯の花のことを「空木(うつぎ)」とも呼んでいます。
庭に咲いているのは正式には「梅花空木」と呼ばれるものです。
真っ白い花弁が4枚だけですが、ほわっと咲いている姿が私は好きです。
穏やかな表情もいいですね。
白く清楚なイメージを梅に、空木に似た姿からこの名が付いたのでしょう。
この季節は白い花がよく目に付くもので、空木のほかにも白薔薇やヤマボウシなどの白い花がそちらこちらに咲いています。
晴れた青空に白い花はよく似合います。
曇った空にあっては、白い花の辺りが明るくなっているようで近寄ってみたくなります。
雨にあたって濡れた風情もまたいいものです。
茶箱点前に「卯の花点前」というものがあります。
どれ、明日にでもまた茶箱を出してみることにいたしましょう。

 今日のお稽古は台子後炭手前、行之行台子そして台子薄茶点前。
来週は且座の式と齋藤先生より予告がありました。
どんなお役目にあたるのか今から楽しみでございます。


■少し大きい写真はこちらから
  http://www18.ocn.ne.jp/~kaze001/cameraeye2.htm


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風の森通信 第631号


オペレッタ「こうもり」
 

・日時  平成21年11月25日(水)19時00分~
・場所  仙台市泉区 イズミティー21小ホール
・主催  泉ムジカサロン第90回記念例会

今宵はあなたと乾杯

オペラとオペレッタの違いも知らない私が、初めてオペレッタ「こうもり」を鑑賞する機会を友人からプレゼントしてもらいました。
恥ずかしい話なのですが、生まれてこの方「オペラ」や「オペレッタ」にはまったく縁がなかった私です。
前から5列目の中央の席。
歌手の方々の目の動きまではっきりと分かるほどの場所。
歌手の皆様方の声量には圧倒されます。
一通りのストーリーはインターネットで調べておいたのですが、ハイライツということもありストーリー的には省略されていたことは否めませんでしたが、日本語で歌い演じられたので初めての私でもなんの抵抗なく楽しむことができました。
物語の大筋は次のようなものです。

   大晦日の夜
   夫婦がそれぞれ偽名を使い別々に舞踏会へ
   夫が誘惑したのは変装していた妻
   シャンパンをのみながらワルツとポルカで踊ります
   翌日場面は刑務所の中
   お互いが弱みを握られながらも舞台はクライマックスへ
   それは「こうもり」とあだ名された男が仕組んだ茶番劇
   「全てはシャンパンのいたずら!」
   一切を水に流すことに・・・

キャストは次の方々。

   ・アイゼンシュタイン(T)        佐藤淳一
   ・ロザリンデ(S)            渡部ジュディス
   ・アデーレ(S)             佐藤順子
   ・オルロフスキー殿下(Ms)     高橋真美
   ・ファルケ博士(Br)          鈴木誠

仙台を中心に活躍されている皆様方です。
ファルケ役の鈴木誠氏が舞台右側でナレーターをつとめ、観客の私たちが歌を聴きその舞台を思い描きながら話が進んでいきます。ある意味では演劇を鑑賞しているという感覚で楽しむことができたといえるのではないでしょうか。
二幕の途中で、ドリンクタイムが別の会場で用意されていたのにはびっくりです。ジュースやコーヒーの他においしいスパークリングワインも準備されていたり、この舞台の結末を予感させるような会場設定には驚かされます。この休憩時間の中でワインをいただきながら、同じテーブルの皆様方からはいろいろとお話を伺うこともできました。この物語が大晦日のパーティーの設定となっていることから、ドイツなどの歌劇場では年末年始の定番のレパートリーであるとお聞きしました。日本でいえば年末にかけて第九のコンサートが各地で開催されるようなものでしょうか。
舞台の中では男女のつながりや大人のずるさやエゴ、喜怒哀楽がそれぞれ交錯し、人間の持っている一面を見事に歌い上げられておりました。
最後の場面は刑務所の中、ファルケ博士が仕組んだ「こうもりの復讐」が明かされます。「全てはシャンパンのいたずら!」と歌手全員で歌い幕が下りました。
 今回の舞台の大きな特徴は、ピアトとエレクトーンがオーケストラを担当し雰囲気を盛り上げていたことでしょうか。ピアノは渋谷るり子氏、エレクトーンは竹野靖子氏、そしてエレクトーン編曲は佐藤博幸氏。出演されたのは全員で8人の皆様方、イズミティー21小ホールでもこうしてオペレッタを楽しむことができたのです。
ホールでいただいたワインやスィーッもおいしゅうございました。
シャンパンにでも酔っているような終わり方そして心地良さ。
次回の例会も楽しみでございます。
この場をお借りしまして、オペレッタ「こうもり」を主催していただきました泉ムジカサロン主宰の渋谷るり子氏に、そして誘っていただいた友人に感謝申し上げたいと思います。


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風の森通信 第577号


花一輪
           

   この花をあなたに

                         H.21.4.14 冨樫 通明

photo_21041405.jpg

   春は今年もまた
   私の手の中にあります
   風が吹く度花びらは揺れ
   少し身震いしてるみたい
   夜の月の明りに照らされて
   その白さは冴え渡り
   朝露にまた輝きを増し
   白いドレスをまとった
   可憐な姿に
   私の目はくぎづけです
   今夜は大雨が降るという
   散る前の最後の夜
   そっと一輪とってきて
   あなたに必ず届けましょう


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風の森通信 第544号


クリスマスソング

                      
        「メリークリスマス」
        たった一言 わずか七文字 
        互いに交わす言葉にほほ笑む

        「メリークリスマス」
        流れてくるのは 美しいメロディー
        悲しい歌詞ばかりなのは何故

        「メリークリスマス」
        奇跡のような 出会いのなかで
        ようやく語りあえるあたたかさ

        「メリークリスマス」
        確かなことなど 何も言えないけれど
        離れていても互いにつながっている

        あなたに出会えてよかった
        「メリークリスマス」
        あなたと変わらぬ言葉
        「メリークリスマス」
        「メリークリスマス」

                       H20.12.20 冨樫通明 

photo_20122003.jpg

 今日のお稽古は初炭手前、盆点そして流し点。
今年最後のお稽古となりました。
写真はお濃茶席での主菓子です。
初釜は年が明けて1月10日(土)と齋藤先生からお話があり、初炭手前を仰せつかりました。


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プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大そして、昔からあった美しい東北の四季とそれを彩る催しを発信していきます。ドイツで生まれたVEEH HARFE(ヴィーハープ)演奏にも取り組み、癒しの音色をお届けしていきます。

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