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風の森通信 第725号


「新しい出会い」



 二月三日は節分そして旧暦の元日でした。
翌四日は春も立ち、今日は早いもので旧暦一月四日となります。
春隣りといえど、仙台はまだ最低気温が氷点下二度と寒い日続いています。
皆様のところではいかがでしょうか。

写真は今年の干支である卯の土鈴です。
私の本棚に飾ってあるもので、高さも幅も三センチにも満たない小さなものです。
近づいて見ているだけでも幸福感が伝わってきます。
どうぞ今年も明るい平和な年で無事に過ごすことができますように。
 
 今年からスタートするものがいくつかあります。
学校茶道、野菜作りそしてライアーです。
新しい出会い。
新しい出会いは人ばかりとは限りません。物や道具であったり、考え方や見方であったり、感性であったり行動の仕方であったり・・・
新しい出会は、今までの自分とは違った自分になるための最初のきっかけのような気がいたします。
これまでの自分になかったものを考え、そして見えてくるものだと思っています。
これからの新しい出会いによってどんなものが作り上げられていくでしょうか、そして新たな出会いでどんなものが生まれてくるでしようか。
「新しい出会い」
なんだかドキドキしてくる言葉でございます。

さて、今日はどんな新しい出会いが待っているでしょうか。


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風の森通信 第712号


四極



「四極」とは十二月の異名。
リンク相互接続の雫さんに教えていただいたものです。
それは総ての方角の果て。
年の始めの一月から見れば、一番遠いところにある月ということでしょうか。
でも見方を変えれば新たな年の一月に最も近い月。
今日、十二月三十一日は四極の果ての果て。

 一日の区切りの連続が一年。
その一年の連続が自分の一生。
私は今年が年男で、本厄の年でありましたがなんとか一年を無事に過ごすことができました。この齢ともなると一つ一つの区切りを無事終えることが喜びにもなってくるものです。
「無事是好年」
 先日友人からの紹介もあり、仙台市青葉区西公園内にある櫻岡大神宮で厄払いをしてきました。
昇殿参拝をさせていただき、玉串を奉げ二拝二拍手一拝。
右手を手前に少し引き大きく拍手(かしわで)を打ってまいりました。両手を合わせるのは、左手の「陽」と右手の「陰」が調和することを意味しているため、「陰」である右手を控えることで安定した音と同時に音も大きくなります。
お祓いを無事終えて、神職の方からいただいた言葉が「おめでとうございます」でした。厄を払っていただいたわけですから誠にありがたくおめでたいということになります。
大きな御神札、お守り、神箸そして神饌(しんせん)のお菓子や櫻岡大神宮の冊子までいろいろといただいてきました。
これで今年中にやれることは全てやり終え、あとは思い残すことはありません。
自分の生き方として、やれることは全てやり最善を尽くして待つ!お祓いをやっていなかったから、こうだったとはいいわけしたくないと思っています。
神頼みも一つの方法、そんな生き方の私です。
 一年を振り返ると、いろいろやってはみたものの失敗ばかりとは思いませんが、しかし満足したということがほとんどなかったという思いです。そこから何かを自分なりにつかみ、次につなげていくことが出来ればと思っています。
 櫻岡大神宮の待合広間席で富岡鉄斎筆「到蓬莱」に出会うことができました。

太くそして濃墨で書かれいかにも鉄斎らしい書風のもので、今年一年の最後に力強い書を拝見させていただくことができたのです。

 昨夜は小雪降る中、仙台光のページェントに行ってきました。
いつ見ても定禅寺通りの光の輝きは見る者を圧倒します。
今年からエコということもあり、欅並木にはLED電球が新たに取り付けられました。

人間が意識的に作った形の飾りではなく、自然の木々の枝に沿った光の配列であるため不規則で不思議な光の光景です。
そこが他の地域の光の祭典とは違ってこの祭りの大きな特徴です。自然な形の飾りなので見ていて疲れることはなく、風が吹けば景色全体が揺らめいてくれて見飽きることはありません。
この飾りも今日が最終日。

「健康で無事」に過ごせた寅年の一年に感謝です。


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風の森通信 第629号


「紅」
 

 秋も深まってくると、街のいたるところに赤い色が目についてきます。
特に樹木などの紅葉は身近なところでも。

「紅葉」
秋になると紅葉という言葉を子供の頃から何気なく使ってきました。でも「紅」を一つの文字としてみた場合、なぜ紅という字が「いとへん」なのか、これまで考えることなどまったくありませんでした。でもようやくこの年になって、少しではありますが調べてみましたのでご紹介申し上げます。

「紅」
字形としては意味を表わす「糸(べき)」と音を表わす「工」からなる形声字。
「糸(べき)」は帛(はく)の意とあります。
「糸」字は中国では細い絹糸のこと、帛は平織りの絹で最初は桃色の絹の平織りであったようです。お茶のお稽古の時、女性の皆様が使っている帛紗は表裏二枚合わせの方形の赤い絹布。
読み方としては、コウ、べに、くれない。鮮やかな赤い色を指し、真紅や鮮紅色といわれるほど鮮やかな赤が基調となっています。
紅を使い気になった言葉をいくつか探してみました。

 ・紅雨(こうう)    花に注ぐ雨のこと、赤い花の散るたとえ
 ・紅顔(こうがん)  元気な少年の顔、美人の顔
 ・紅玉(こうぎょく) 美人の顔や肌の美しいたとえ
 ・紅雲(こううん)  くれないの雲、花の咲きみだれるさま
 ・紅脂(こうし)   女性の化粧、美人
 ・紅紫(こうし)   くれないとむらさき、転じていろいろな花の色
 ・紅雪(こうせつ)  ももの花の形容に用いられる
 ・紅潮(こうちょう)  はじらいや酒のために顔が赤くなること
 ・紅唇(こうしん)   美人の唇
 ・紅頬(こうきょう) 赤いほお
 ・紅女(こうじょ)   機織り女
 ・紅泉(こうせん)  赤い花が映ってくれない色に見える泉
 ・紅黛(こうたい)  べにとまゆずみ、転じてお化粧のこと
 ・紅粧(こうしょう) 美人のよそおい、化粧した美人
 ・紅鉛(こうえん)  おしろい紅粉
 ・紅筆(べにふで) 口紅をつけるときに使う筆
 ・紅日(こうじつ)   まっかな太陽
 ・紅旭(こうきょく)  まっかな朝日
 ・紅箋(こうせん)  詩などを書くべに色の紙
 ・紅梨(こうり)    りんごのこと
 ・紅友(こうゆう)  お酒の別名
 ・紅灯(こうとう)  赤ちょうちんのこと

もう一つありました。
 ・紅一点(こういってん) 
            青い草むらの中に咲いている一輪の赤い花

こうして見てみますと、圧倒的に女性のそれも美人に関する言葉やお化粧のこと、他には花や輝く太陽などとして出てきます。
また紅色は魔除けや病を封じてくれる色とも言われ昔から使われてきました。
あなたにとって「紅」はどんな色でしょうか、そしてどんな思い出がありますか。

 つい先程山形の兄から写真が届きました。
山形市内にあるもみじ公園の紅葉の風景で、ちょうど今が紅葉の見頃とのこと。

この公園内にある公共茶室の名は「宝紅庵(ほうこうあん)」
日釜や月釜そして市民茶会などで多くの市民の皆様が訪れるところです。
そして山形は紅花栽培が今でも盛んなところです。
紅色の重なる数だけそれぞれ表情があるもの、人も同じまた人生も同じとみてよいものなのでしょうか。

■和の学校  「色の万華鏡」 (紅花染) をご覧ください。


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風の森通信 第567号


「削」
                

 私がまだ中学生になったばかりの頃であったろうか。
母が夕食の支度を終えると、試験の準備をしていた兄が部屋から出てきた。
国語の問題をしていたようで、今やってきた問題を私に試したのだ。「削」という文字を使って単語を書いてみろというものであった。
兄が手元にあった紙に書いたのは「添削」、私はその紙をとって「削り節」と書いて読んだのです。
近くにいた母は笑らいながら
「みっちゃんはいつも手伝ってくれるものね~」
この齢になっても、まだその時のことを兄から聞かせられる。
照れながら私は母の顔を見たのだろうか、その時の母の顔を思い出すことはもうできない。

 「削り節」は、堅い一本の鰹節を引き出しのついた箱型の削り器の上で、手前から向こうに押しながら削っていました。

photo_katuobishi.jpg

           (写真提供:mixi 黒柿さま)

その頃はまたパックに入った「削り節」はあるはずもなく、それは各家庭で作るものであった。子供を手伝わせるのにはちょうどよい仕事の内容だったのだろう。途中その引き出から何度も失敬してよく怒られながらも食べていたものです。
今はその箱型の削り器を見ることがなくなったが、今でもほうれん草の上にパック詰めの鰹の「削り節」をかけて食べるのが好きで、その度に昔のことを思い出すのです。



 今日からまた四畳半のお茶室に戻り、一年振りに釣釜を使ってのお稽古です。
初炭手前、貴人清次そして入子点。

photo_21030701.jpg

新しい人が土曜日のお稽古に仲間入りです。
先週まで割稽古を中心にやっていたMさん。
一生懸命にやっている姿を拝見していると、5年前の私の姿がこうだったのだろうと思わずにはいられません。
土曜日午後の生徒が私を含めてはじめて5名となりました。
このメンバーで花月ができるのはいつのことでしょう。
今から楽しみでございます
そのMさんから尋ねられました。

  「お茶杓の銘は?」
  「千萬(ちよろず)と申します」


  止まるも行くも限りとて
  互いに思ふ千萬の
  心の端を一言に
  幸くと許り歌ふなり

「蛍の光」を私が歌ったのは何十年前であったろうか。


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風の森通信 第431号


「やか」


 「やか」は状態をあらわし体言を形づくる語。

お茶を通しての出会いが多くなってきました。
私はその方がどんな「やか」をお持ちなのか注意してみることにしています。
そしてその「やか」は、私の心の中に残ることになります。

photo_19092002.jpg

      さわやか
      はなやか
      すずやか
      のびやか
      なごやか
      ひそやか
      しなやか
      すこやか
      おだやか
      あでやか
      たおやか
      つややか
      しとやか
      にこやか
      はれやか
      しのびやか
      きらびやか
      つつましやか

 これらの言葉からは、素敵な女性やかわいい幼子を思い浮かべることができます。

 私の知らない「やか」がもっとあるでしょうか。
誰か教えていただけませんか。


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プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大と、ヘルマンハープ演奏にも取り組んでいます。
昔からあった美しい東北の四季、それを彩る催しそして癒しの音色などもお届けしていきます。

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