風の森通信 第2043号
白南風(しらはえ)
仙台は昨日ようやく梅雨明けとなりました。
齋藤宗紀先生のお茶室にもそよ吹く風が入ってまいります。
“白南風”は梅雨が明けてから吹いてくる風のこと。仙台七夕を過ぎてから吹く“秋の初風”とは違います。
お床は「雲悠々水潺々」
青空に雲が悠々と 浮かんで動いているのかとまっているのか分かりません。足元をみれば水はさらさらとひと時も休まず流れ続けています。
お花は白槿と水引草。
外の鉄線の葉が風に揺れている様子が、床柱に陰となって映し出されていました。その陰が映っていたのは十五分ほどだったでしょうか。下ばかり見ていてはお茶室のこんな風情も見逃してしまいます。
今日のお稽古は研究会のおさらいで真之炭、真之行台子そして台子薄茶点前。
この季節、客側の席に団扇が置かれていて、いつでも使うことができます。
でも今日は心地良い風が窓から入ってきて使うことも無く、蚊取り線香の煙を受けながらお稽古が進みます。
来週のお稽古から村上さんが戻ってくることになりました。
産休明けで半年ぶりでしょうか。
久しぶりなので名水点でもやろうかと齋藤宗紀先生からお話がありました。
今から楽しみでございます。
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