風の森通信 第943号


 「 最上川千本だんご」


 子供の頃からお団子が大好きな私にとって”あたり”のお店をみつけました。
だいぶ前にNHK朝の連続ドラマ「おしん」で有名になった山形県北村山郡大石田町にある 「最上川千本だんご」 さんです。

 このおだんごの特徴は ”明日には、固くなるだんご” と銘打って販売されているものです。
砂糖や酵素といわれる添加物を一切入れていないというもので、お店のおばあちゃんがその日の気温などを考えながら硬さをかげんして搗いているようです。本物のだんごなので時間が経過すると固くなって、翌日には一段と固くなってしまい食べられなくなってしまうというものです。
無添加であるため販売した日しか賞味期限はなく、販売される時も「今日中に食べられる本数だけお買い求めください」とのこと。
大石田でとれた「秋田こまち」を使い、ご飯で食べてもおいしいくて蒸かして搗いて、それをさらに二度搗きしたものを使ったのが「最上川千本だんご」なのです。

 一番の売れ筋は「ずんだんだんご」

 お団子は腰があって歯ごたえもよく、特に嬉しいのはのっているずんだんの量です。もしかしたら仙台で有名なTだんご屋さんのずんだの量の2倍近くあるかもしれません。甘さも控えめなので安心していただくことができ、枝豆のうまさを十分に味わうことができます。
1本130円也。

 二番目の売れ筋は「くるみだんご」

くるみは国産胡桃を使い、同店では固い殻から取り出す作業から行なっていて、海外から輸入されたくるみとはわけが違うようです。こちらもお皿にくるみが流れ出てくるほどたっぷりとした量には驚かされます。
これも甘さ控えめで1本130円。 
 
 冬限定の「雪見だんご」は他ではみられないアイデアおだんごです。

あんこの上にクリームが添えられ通常の高さの約2倍にもなるでしょうか。あんとクリームが溶け合った味は、口の中で雪が解けるようにうまさが広がっていきます。
おだんごとしては初めての味と食感です。
雪が降る季節にはお薦めのおだんごで、これまた甘さ控えめの1本260円。

 変わったところでは「焼きあんバターだんご」

 一手間かけて焼いたおだんごに、あんとその上に細く切ったバターがのっているものです。想像もしていなかった姿には驚かされました。焼いただけあってこおばしさと香りがあって、食べてみるとバターとあんのミックスされた味は絶妙で1本200円。

 そのほかにもいろいろな種類のおだんごがありましたが、土・日しか販売されないものがあるようです。それは庄内地方でしかとれないだだちゃ豆を使った「だだちゃ豆ずんだんだんご」です。今回平日に伺ったため残念ながらいただくことができませんでした。次回は土・日を狙って伺ってみたいものです。

 店内ではゆっくり座ってお団子をいただくことができます。
朝一番に伺ったこともあってまだお客様は見えませんでしたが、おだんごをいただいている間にも次から次へとお客様が訪れてすぐに満席になります。お土産としてとまとめてお買い求めになられるお客様も多数いらっしゃいました。

お豆腐やさんが経営されているだけあって、あったかい豆乳もいただくことができるのも特徴でしょうか。一杯100円也。
お正月になると甘酒もいただけるようです。

 土・日や祝日ともなるとバスなどで県内外から多くのお客様が見えられ、座るところがなくなるのでその時はお店に併設となっているお蔵の中でおだんごをいただくこともできるようです。

大きな白い扉が二箇所もある広いお蔵です。
駐車場も奥まで利用でき30台程度駐車可能。

おだんごを頂きながらいろいろ成功の秘訣を考えてみました。

  ・一日しかもたないだんごとして特色を持たせる
   (新鮮、無添加による安心感)
  ・材料と製法にこだわる
   (安全性と製法技術の確立)
  ・ずんだんや餡をたくさんつけて甘さを抑える
   (健康志向と他店舗との違い)
  ・若い人を採用しアイデアを出させる
   (顧客ユーザの開拓)
  ・他では販売しない
   (企業としての堅実性と独自性)
  ・工場と販売店を直結させガラス戸をとおしてお客様に見せる
   (コスト削減と衛生面の徹底並びにオープン性)

 山形という土地柄は、一般的な家庭でも普段食べるものについては同じような味を作られることが多いところなのです。そんな中でもあえてお客様が買い求めに来るというお店でないと「はやるお店」とはなりません。つまり一般家庭では作れない味や容を提供していかないとお店として存続していくことは難しいわけです。

 地理的には大石田町の中心部に有り、近くには最上三十三観音巡礼第29番札所である大石田観音堂が有ります。千本だんごさんから歩いて3分と非常に近いところにあったので帰りにお参りをしてまいりました。今回の大石田訪問で他に川前観音、深堀観音そして塩ノ沢観音もお参りしてまいりました。次回は雪がなくなってから観音参りの途中友人たちとご一緒する予定です。
 現在、大石田のお店でしか販売はしていないようですが、もし「最上川千本だんご」さんが仙台に進出してきたら、きっとおだんご屋さんの地図がすっかり塗り換わってしまうような気がいたします。
とても魅力的なおだんごのお店だったのです。


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プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大に取り組んでいます。
昔からあった美しい東北の四季、それを彩る催しなどもお届けしていきます。

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