fc2ブログ

風の森通信 第2181号


2019年 書の暦  紫陽花


 水無月も今日でおしまい。
仙台は梅雨寒で、最高気温も20℃に届くかどうかという肌寒いこの季節。クリーニングに出し忘れていた薄手のセーターをまた着てしまいました。


雨あがりの 紫陽花の 小径

 


和の学校仙台分校へどうぞ

風の森通信 第2169号


2019年 書の暦  如月


 かな文字を拝見する度に、元の字を探していくのも楽しいものです。


高野切 佐々木祐一筆

 
美与之乃々也末能可奈太尓以部毛可那
与能宇幾止支乃加久礼可尓世武

みよしのゝやまのかなたにいえもがな
よのうきときのかくれがにせむ

山深い吉野山のさらにその向こうに、宿る所がほしいものだ
この世の中がいやになったときの隠れ家にしたいと思うので

 暦のうえでは春とはいえ、仙台はまだ寒い日が続いています。それでも日中はいくぶん春めいてきて、暖かい日差しに恵まれている今日この頃。
隠れ家にしたいと思うのは、吉野山ではなく私はやはり岩手八幡平。
薄茶を自服しながら、岩手山の広大な景色を思いだしています。


和の学校仙台分校へどうぞ

風の森通信 第2165号


2019年 書の暦  睦月



佐々木祐一筆  華

 
 13㎝四方の濃紺の布に書き込まれた「華」
文字全体が浮き上がってくるような立体的な作品で、不思議な感覚を覚えます。

 

和の学校仙台分校へどうぞ



風の森通信 第2153号


2018 書の暦 - 神無月 -



神無月  佐々木 祐一 筆





 王可以本者美也己乃多徒美之加曽春旡
 与遠宇知也末比止波以不奈利

 わがいほはみやこのたつみしかぞすむ
 よをうぢやまとひとはいふなり

 わが庵(いほ)は 都のたつみ しかぞすむ
 世をうぢ山と 人はいふなり
        喜撰法師(8番) 「古今集」 雑下、983

私の庵は都の東南にあってこのように(平穏に)暮らしているというのに
世を憂いて逃れ住んでいる宇治(憂し)山だと世の人は言っているようだ


和の学校仙台分校へどうぞ

カレンダー
09 | 2023/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大そして、昔からあった美しい東北の四季とそれを彩る催しを発信していきます。ドイツで生まれたVEEH HARFE(ヴィーハープ)演奏にも取り組み、癒しの音色をお届けしていきます。

リンク
ブログ検索
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2カウンター
QRコード
QR
いくつになったの?

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

カテゴリー
最近の記事
最近のコメント
月別アーカイブ