fc2ブログ

風の森通信 第2309号


令和四年(2022年) 壬寅 (みずのえ とら)




「寅 睡虎千年夢(すいこ せんねんのゆめ)」


 明けましておめでとうございます。
本年も大崎市岩出山の中森様より、阿部宗徹老師ご染筆の干支色紙を頂戴しましたのでご紹介させていただきます。

出典
『雲夢睡虎地秦簡(うんぼうすいこちしんかん)』
コロナ発症の地と疑われる中国武漢近郊に、雲夢県睡虎地という土地が有る。虎も眠るほど静かで争い事がなく平和な所と言われる。
ここの秦代の古墳から多くの竹簡が出土した。
秦の始皇帝による統一は、百年どころか千年万年も続くはずであった。
厳格な法治国家であり、都からは遠く離れたこの地の世に尽くした役人の綿密な記録である。

 虎は権威や名声の象徴で禅の言葉も多くはそれを語るが、金光明経流水長者子品第十六では、生まれて間もない七頭の子虎と母虎が飢え衰えて横たわっていたのを、釈迦の前身とされる薩埵(さった)太子が見て『見是虎巳。深生悲心』憐みのあまり身を投げ出して無上の涅槃を求めたという捨身飼虎(しゃしんしこ)の話は奈良県法隆寺玉虫厨子に描かれていて名高い。
なんと虎が憐れみをうけるのである。
万物の霊長としてこの世界を我が物顔をして虎の威を借りるご如く生きてきたが、目に見えもしないウイルスに侵された。
おかげさまでこの新年を迎えることが出来た。
長いコロナ過・幾多の苦難を乗り越えて今日まで生きてきた。目に見えなかったのは恐ろしい細菌の恐怖・悪い縁ばかりではない。ここまで生かしてくれた多くの深い縁も見失いかけた。
この生命を捨ててまで世に捧げよとは言わない。
せめて己のみを先にせず、人の幸せを素直に喜べる人になりたいものだ。
どれほど多くの縁に囲まれて、またこの年を生きるのだろう。
思いやりの心は、誰も戸惑いの深きにひそんでいるはず。
私たち千年の夢は、どんなときにでもこの世のすべての幸せと喜びを祈ることだと思っている。

  臨済寺専門道場 阿部宗徹



「無事是好年」

明けましておめでとうございます。
昨年はコロナで思うように動けない一年でした。
ヴィーハープ、裏千家茶道ではほとんど出番がなく、もっぱら人との接触のない家庭菜園がメインの年となりました。
畑は例年になく雑草も少なく、野菜たちは世話をした分応えてくれてみな豊作の年となりました。
このようななご時世は親しい人と、新鮮で安全なおいしい野菜や食べ物があれば、なんとか無事過ごすことができそうです。
元気で生きていられるからこそ、日々リセットができ新たなスタートを切ることができます。
新しい発見や新しい出会いが今から楽しみです。
今年は自分を大切に〝健康第一〟を目標にして毎日の生活を丁寧にやっていきたいと思っています。

今年もコロナの終息を願い、明るい平和な年で楽しく無事に過ごすことができ、来年もまた元気でお年賀を申し上げたいと思います。

  令和4年(2022年)元旦 冨樫 通明

風の森通信 第2200号


令和二年(2020)  干支 庚子(かのえね)


 今年も大崎市岩出山の中森宗和様から、臨済寺専門道場の阿部宗徹 無底窟老大師の色紙が届いておりましたのでご紹介させていただきます。
中森様には改めて感謝申し上げます。

子  福寿

ネズミと福大根(オオネ)


 正月に大根膾(なます)は付き物。
その大根を『菜頭(さいとう)』と呼ぶ国もある。
この発音が『彩頭ー幸先がよい』につながる。
人生はいつも幸先がよく、中もよく、末永く幸せでありたい。それ故に幸先がよいという喜びに出会いたいと願う。
嫌われ者のネズミもよく見れば可愛い顔している。蔵の穀物を己が天下の宝とするから『虚空蔵さま』と呼ばれたり、船乗りにとっては安全を確信させる大切な同乗者。

 吉凶禍福・良し悪しはそれを受けとめる側の事情にあり、天地の道理や自然の営みはそれを待ちはしない。
それにしても、世界の混乱と災害は収まることを知らない。それを我身一身の不徳の致すそころと深く顧みる先人達を知ることが出来るが、それを倣う人は少なく責立てる人は多い。
冨も幸も財も貧り担ぐ人たちに、幸先のよい軽やかなスタートは望めない。
詩経に「鼠を相(み)れば皮有り、人として儀なからんや」嫌われ者の鼠でさえ替えがたい姿をしている。
あらゆる存在に尊厳が具わるし、人には人たらしめる威儀がなくてはならないという。その鼠を不都合だからと言って投げ飛ばす先に、こだわりの器があって壊れてはしまいかと慌てる(漢書賈誼伝)という身勝手で愚かなことは恥ずかしい。

 令和の御代の初めての春。
これまでの多くの悲しみを慰め、ひたすら今日の此の日より末永い安寧を祈るばかり。

    臨済寺専門道場  阿部宗徹



和の学校仙台分校へどうぞ

風の森通信 第2164号


2019年 己亥(つちのと・い) 初日拝む!


 新年あけましておめでとうございます。
三年続いた喪がようやく明け、久しぶりに正月飾りの準備をして迎えた新年は、普段の生活にようやく戻れるという安堵感があるものです。
仙台における元日の暁天は東から動き出し、日の出直前の「初東雲(はつしののめ)」を経て、「初明り」の静かで清々しく光を増してきます。「初御空(はつみそら)」に昇る「初日」は万象改まる新年の象徴そのものです。
私はその神々しい輝きに、一年の天下泰平、五穀豊穣と無病息災を祈り、手を合わせて静かに頭を垂れたのです。
  

不食余

阿部宗徹老師筆  不食余

 
 人はみな一日働いて一日分を食べる。
快食快眠快便でいろいろなものを溜めこまず、労働も溜めず、食も溜めず、毎日を勤勉に暮らすことが精神的にも肉体的にも健康でいられる秘訣。 
あえて食べないことで余らせることは、飽食の時代と言われる中で多くの食材が廃棄される社会構造を作った人間への戒めであろうか。

 本年もまた大崎市のN先生から阿部老師の色紙をいただきました。
感謝申し上げます。
「不食余」 しかと心に刻んでおきます。


和の学校仙台分校へどうぞ


風の森通信 第2117号


平成三十年 戊戌  (つちのえいぬ・ぼじゅつ)




 阿部宗徹老師筆   無事

 

 何よりも、世界が平和であり、災いや病におかされず。
人々が敬い合い、暮らしが豊かであり、平穏でありたいと願う。

 自己の大切な宝とはいったい何でしょう。
金銀財宝、信条や理念、大切な私のまこと。
社会や国家にも是というものがあり、国是、社是、学是、、どれもこれも大切なもの。
しかし、それは決して人に押し付けたり、他を抑えつけるべきものではない。
お互いの大切な宝を認め合い、育み合っていくことが幸せの道であろう。自らの宝を見失い、外に向かって追い求める心の姿から解き放たれて、正しい智見をかちえて、良き社会を築きあげて行きたいものだ。

 そして、何より大切なこととは、等しく、そして円かに具わる仏心に目覚め、へだてなく、侵すことなく、育み合って生きることにはかならない。

         臨齋寺専門道場 阿部宗徹


 本年も大崎市岩出山の中森宗和先生から阿部老師の色紙をいただきました。
「無事」
現代社会の中で今一番求めれれていることではないでしょうか。



和の学校仙台分校へどうぞ

風の森通信 第1011号


万歳千秋 天下泰平


 今年も大崎市岩出山の中森先生より、阿部宗徹老師の色紙が届きましたのでご紹介させていただきます。

平成二十八年 干支 申

「万歳千秋 天下泰平」 (ばんぜいせんしゅう てんかたいへい)

新年、永久の幸と長寿を祝い舞う「千秋万歳(せんずまんざい)」は元々「せんしゅうばんぜい」と読むそうな。

 世界の混乱の中、我が国の安全保障も、世界の平和への貢献も只一人おのが舞を踊ればいいと言うわけには行かなくなってきた。
内にも外にも、決して侵し侵されないという誓いがあらねばならぬ。
万邦の平和と人類の幸福を祈るとき、
釈尊の「大慈悲心」を只の標語に終わらせないという覚悟と努力を失わないよう祈るばかりである。

  静岡 臨済寺専門道場 阿部 宗徹



和の学校仙台分校へどうぞ


カレンダー
07 | 2022/08 | 09
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大そして、昔からあった美しい東北の四季とそれを彩る催しを発信していきます。ドイツで生まれたVEEH HARFE(ヴィーハープ)演奏にも取り組み、癒しの音色をお届けしていきます。

リンク
ブログ検索
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2カウンター
QRコード
QR
いくつになったの?

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

カテゴリー
最近の記事
最近のコメント
月別アーカイブ