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風の森通信 第2382号


令和六年(2024年) 干支 甲辰(きのえ・たつ)


 明けましておめでとうございます。
宮城県大崎市岩出山の中森宗和様より、臨済寺専門道場 阿部宗徹老師の干支色紙を頂戴しましたのでご紹介させていただきます。


「辰 祥福 (しょうふく)」


 祥とはめでたく、福は幸福・さいわいなこと。
今年の御題は「和」

 最近特に思うことは自分の「命」

 親から頂いた命は変えることのできない「宿命」
目的をもって自分の命を自分が運び、いかようにも変えられる「運命」
運んだ場所で自分の命を使うことで、その後のことが決められていくのが「使命」
その「使命」を使い続けた時に、他の人によって祝福されていることを知った時知るのが「天命」

 さて、今の自分はどの辺りの「命」を生きているのか。
そして残り少なくなってきた自分はどのように生きていくのか。

 この「命」を今年一年もたくさん使えるであろうことについて改めて感謝です。
そして何気なく「命」を使える日常にも。
今年は

〝時間を大切にして生活したい〟

と思っています。
迷ったらやる、5分間でやれることはその場でやってしまい片付けていこうと。
そうすると先延ばしする癖が無くなりそうです。
やりたい事はやったほうが良いと思うし、この年になると時間が経つとついつい忘れてしまいがちです。

◆今年のささやかな目標

 ・生活の中で小さな目標を作る
 ・無理に頑張るのはやめ楽しみながらやる
 ・気になるものは迷わずにやったり行動する

 「幸せ」とは自分の好きなことを無条件でやることに尽きると思います。


 新年にあたり大阪の矢吹先生からお届けいただいた御茶で初点です。
星野園詰 坐忘斎家元御好  延年之昔
星野園詰 鵬雲斎宗匠御好  弥名の白 

風の森通信 第2347号


令和五年(2023年) 干支 癸卯 (みずのと う)


 明けましておめでとうございます。
本年もまた大崎市岩出山の中森様より阿部宗徹老師の干支色紙を頂戴しましたのでご紹介させていただきます。


「兎 不老長寿 (ふろうちょうじゅ)」


 『竹取物語』では月へ帰るかぐや姫が、老爺老婆に不老不死の薬を残していく。
なんと月では兎が臼で不老不死の妙薬を搗いているのだという。
この数年私たちは未知のコロナ病禍に苦しんできた。
戸惑いのあまり激しく感染者を非難し退け攻撃した人すら、ついには自らも感染した。
今年こそ誰もが安穏で居られる様にと願って新年を迎え続けて来たのに、世界の大国が争い、多くの生命を奪い尊厳を侵し続けている。
一体、人類の叡智と尊さを冒す病根は何であろう。
他を侵し続けることへの知恵を、あらゆる生命の安らぎを齎すための智慧と化す妙薬は、己が心の内の臼で自らが為し遂げなくてはならない。
もうかぐや姫はかえってこないのだから。
どんな時にでも世の人の安らぎを願えることこそ、福寿無量・不老不死の秘訣を得たと言えるのではないでしょうか。
今年の「卯」の字は心の扉が大きく開かれること。
社会が幸多き歳にならねばならない。

  臨済寺専門道場 阿部宗徹



「日々是無事」

 明けましておめでとうございます。
昨年もコロナだ事故だ災害だと非日常の世界の中にいて、無事であることのありがたさを痛感しています。
昨年末久方ぶりにヴィーハープコンサートを開催しました。
演奏をして感じたのは

 ・人や物事との出会いの大切さ
 ・丁寧に生きることの大切さ
 ・健康、いのちの大切さ

 無事でいるからこそ、これら一つひとつに関わっていけるのだと思っています。
日々老いに向かっていますが、心だけでも新鮮でありたいものです。
今年もヴィハープや家庭菜園をメインに少しでも生産に携わっていきます。
コロナの終息を願い、明るい平和な年で楽しく無事に過ごすことができ、来年もまた元気でお年賀を申し上げたいと存じます。 
 
  令和5年(2023年)元旦 冨樫 通明

風の森通信 第2309号


令和四年(2022年) 壬寅 (みずのえ とら)




「寅 睡虎千年夢(すいこ せんねんのゆめ)」


 明けましておめでとうございます。
本年も大崎市岩出山の中森様より、阿部宗徹老師ご染筆の干支色紙を頂戴しましたのでご紹介させていただきます。

出典
『雲夢睡虎地秦簡(うんぼうすいこちしんかん)』
コロナ発症の地と疑われる中国武漢近郊に、雲夢県睡虎地という土地が有る。虎も眠るほど静かで争い事がなく平和な所と言われる。
ここの秦代の古墳から多くの竹簡が出土した。
秦の始皇帝による統一は、百年どころか千年万年も続くはずであった。
厳格な法治国家であり、都からは遠く離れたこの地の世に尽くした役人の綿密な記録である。

 虎は権威や名声の象徴で禅の言葉も多くはそれを語るが、金光明経流水長者子品第十六では、生まれて間もない七頭の子虎と母虎が飢え衰えて横たわっていたのを、釈迦の前身とされる薩埵(さった)太子が見て『見是虎巳。深生悲心』憐みのあまり身を投げ出して無上の涅槃を求めたという捨身飼虎(しゃしんしこ)の話は奈良県法隆寺玉虫厨子に描かれていて名高い。
なんと虎が憐れみをうけるのである。
万物の霊長としてこの世界を我が物顔をして虎の威を借りるご如く生きてきたが、目に見えもしないウイルスに侵された。
おかげさまでこの新年を迎えることが出来た。
長いコロナ過・幾多の苦難を乗り越えて今日まで生きてきた。目に見えなかったのは恐ろしい細菌の恐怖・悪い縁ばかりではない。ここまで生かしてくれた多くの深い縁も見失いかけた。
この生命を捨ててまで世に捧げよとは言わない。
せめて己のみを先にせず、人の幸せを素直に喜べる人になりたいものだ。
どれほど多くの縁に囲まれて、またこの年を生きるのだろう。
思いやりの心は、誰も戸惑いの深きにひそんでいるはず。
私たち千年の夢は、どんなときにでもこの世のすべての幸せと喜びを祈ることだと思っている。

  臨済寺専門道場 阿部宗徹



「無事是好年」

明けましておめでとうございます。
昨年はコロナで思うように動けない一年でした。
ヴィーハープ、裏千家茶道ではほとんど出番がなく、もっぱら人との接触のない家庭菜園がメインの年となりました。
畑は例年になく雑草も少なく、野菜たちは世話をした分応えてくれてみな豊作の年となりました。
このようななご時世は親しい人と、新鮮で安全なおいしい野菜や食べ物があれば、なんとか無事過ごすことができそうです。
元気で生きていられるからこそ、日々リセットができ新たなスタートを切ることができます。
新しい発見や新しい出会いが今から楽しみです。
今年は自分を大切に〝健康第一〟を目標にして毎日の生活を丁寧にやっていきたいと思っています。

今年もコロナの終息を願い、明るい平和な年で楽しく無事に過ごすことができ、来年もまた元気でお年賀を申し上げたいと思います。

  令和4年(2022年)元旦 冨樫 通明

風の森通信 第2200号


令和二年(2020)  干支 庚子(かのえね)


 今年も大崎市岩出山の中森宗和様から、臨済寺専門道場の阿部宗徹 無底窟老大師の色紙が届いておりましたのでご紹介させていただきます。
中森様には改めて感謝申し上げます。

子  福寿

ネズミと福大根(オオネ)


 正月に大根膾(なます)は付き物。
その大根を『菜頭(さいとう)』と呼ぶ国もある。
この発音が『彩頭ー幸先がよい』につながる。
人生はいつも幸先がよく、中もよく、末永く幸せでありたい。それ故に幸先がよいという喜びに出会いたいと願う。
嫌われ者のネズミもよく見れば可愛い顔している。蔵の穀物を己が天下の宝とするから『虚空蔵さま』と呼ばれたり、船乗りにとっては安全を確信させる大切な同乗者。

 吉凶禍福・良し悪しはそれを受けとめる側の事情にあり、天地の道理や自然の営みはそれを待ちはしない。
それにしても、世界の混乱と災害は収まることを知らない。それを我身一身の不徳の致すそころと深く顧みる先人達を知ることが出来るが、それを倣う人は少なく責立てる人は多い。
冨も幸も財も貧り担ぐ人たちに、幸先のよい軽やかなスタートは望めない。
詩経に「鼠を相(み)れば皮有り、人として儀なからんや」嫌われ者の鼠でさえ替えがたい姿をしている。
あらゆる存在に尊厳が具わるし、人には人たらしめる威儀がなくてはならないという。その鼠を不都合だからと言って投げ飛ばす先に、こだわりの器があって壊れてはしまいかと慌てる(漢書賈誼伝)という身勝手で愚かなことは恥ずかしい。

 令和の御代の初めての春。
これまでの多くの悲しみを慰め、ひたすら今日の此の日より末永い安寧を祈るばかり。

    臨済寺専門道場  阿部宗徹



和の学校仙台分校へどうぞ

風の森通信 第2164号


2019年 己亥(つちのと・い) 初日拝む!


 新年あけましておめでとうございます。
三年続いた喪がようやく明け、久しぶりに正月飾りの準備をして迎えた新年は、普段の生活にようやく戻れるという安堵感があるものです。
仙台における元日の暁天は東から動き出し、日の出直前の「初東雲(はつしののめ)」を経て、「初明り」の静かで清々しく光を増してきます。「初御空(はつみそら)」に昇る「初日」は万象改まる新年の象徴そのものです。
私はその神々しい輝きに、一年の天下泰平、五穀豊穣と無病息災を祈り、手を合わせて静かに頭を垂れたのです。
  

不食余

阿部宗徹老師筆  不食余

 
 人はみな一日働いて一日分を食べる。
快食快眠快便でいろいろなものを溜めこまず、労働も溜めず、食も溜めず、毎日を勤勉に暮らすことが精神的にも肉体的にも健康でいられる秘訣。 
あえて食べないことで余らせることは、飽食の時代と言われる中で多くの食材が廃棄される社会構造を作った人間への戒めであろうか。

 本年もまた大崎市のN先生から阿部老師の色紙をいただきました。
感謝申し上げます。
「不食余」 しかと心に刻んでおきます。


和の学校仙台分校へどうぞ


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プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大そして、昔からあった美しい東北の四季とそれを彩る催しを発信していきます。ドイツで生まれたVEEH HARFE(ヴィーハープ)演奏にも取り組み、癒しの音色をお届けしていきます。

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