風の森通信 第2080号


〝啓翁桜〟(けいおうざくら)が満開



 玄関前の鉢に植えてある〝啓翁桜〟がちょうど満開になりました。
薄紅色の切り花用の桜で、細い枝にたくさんの花が咲きそろう姿がとても華やかです。


二日前に最初に開花してから二日目であっという間に満開になりました。
昨日今日と気温が20℃近くまで上がったことも影響しているのかもしれません。

 高畠の中村さんから頂いた花枝を土に挿してから三年目になります。
〝啓翁桜〟は一般的に温度管理をしてお正月に飾られる桜なのですが、路地物としては例年仙台市内のソメイヨシノが開花する前にいつも咲いてくれます。
玄関先でこうして手軽に桜を鑑賞できるのはありがたいことです。



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風の森通信 第2077号


蕗の薹


 家庭菜園のあぜ道に蕗の薹が咲きだしてきました。
蕾のものもありますが、蕗味噌を口にすることはありませんのでそのままにしています。

 そろそろジャガイモの植え付けの季節に入ります。



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風の森通信 第2074号


春近し


 風に吹かれているのは馬頭観世音と彫られた石碑と芽が出たばかりの野水仙。
この場所は家庭菜園の中央部にあります。
大正時代に横田家で飼われていた農耕馬が亡くなり、敷地内のこの場所に葬られたと聞いています。

 先月末に株分けして植替えたもので、小さな球根の数は200球ほどでしょうか。これだけの数なら競うように咲いてくれるはずです。黄色の花が咲き乱れる頃、花の明るさは春の大地からの贈り物。きっと黄色に咲く花や草を馬は食べていたに違いありません。
 石碑の後ろに移植したのはジャーマンアイリスそして大形の白やピンクの百合の花の球根を植えこんでいます。
季節毎に咲く花々が今から楽しみです。


 先日のお稽古で頂いたお菓子の銘も〝水仙〟でした。


たむら製


 先週土曜日のお稽古は真之炭、真之行台子そして台子薄茶点前でした。
三月の年度末期に入ってから、お稽古仲間たちも仕事が忙しく休むことが多くなってきています。


 家庭菜園は今年の借地契約を終えて堆肥も届き、あとは横田さんから大型耕運機で耕し平にならしてもらうだけになります。
四月に入ったら畝作り、そして各種の種まきなどで忙しくなってまいります。



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風の森通信 第2067号


久しぶりの大雪


 今朝の仙台市泉区は積雪15cmで久しぶりの大雪です。
米沢に住んでいる人に“こんなの大雪なんていわないよ”と言われそうですが・・
家の前の道路の雪かきを必死こいてやりました。
おかげでたくさん汗をかきました。
かくことが多くなる冬、もうしばらく雪と付き合わなければならないようです。



 午後から友人たちと一緒に、櫻岡大神宮の節分祭豆まきに行ってきました。
朝方降った雪は日中気温が上がったこともあって、嘘のようにすっかり消えてしまいました。

〝天打ち、地打ち、四方打ち、鬼の御魂打ち祓え 福は内、鬼は外〟


今日二月三日は冬が終わり春を迎える季節の変わり目の日の節分祭。
境内には舞台を設置され、裃を着けた年男年女による豆まきが行われました。
天から降ってきた豆や餅、飴やチョコレート等を頂くことができました。
家に帰り福として頂いてきたお豆で改めて豆まきです。

〝天打ち、地打ち、四方打ち、鬼の御魂打ち祓え 福は内、鬼は外〟

これで不幸の連鎖とも〝エンガチョで〟おしまいです。

 明日は立春、仙台は最高気温が10℃との予想。
一気に春めいてきそうです。


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風の森通信 第2066号


浄雪浩徳


 先週日本海側に大雪が降った後、米沢に住む甥の葬儀に行ってきました。
去年の暮れには利府に住む甥の葬儀を終えたばかりだったのですが、一カ月が過ぎまたこうして親族が集まろうとは信じられないことでした。


駐車場は汲み上げた井戸水を使って消雪パイプが設置されていました



屋根から垂れ下がったつららは長さが約2メートル近くあります


 二人とも急な病に倒れあっという間の出来事でした。
残された奥様や子供たちが不憫でなりません。
米沢では小三の女の子、幼稚園年長の女の子そして一才の誕生日を迎えたばかりの女の子三姉妹。お父さんの顔を見ては何度も「パパ・パパ、、、」と泣き続け涙を誘うものでした。

 二か月間に続けて甥二人を送ろうとは・・・やはり辛いものです。
人間は誰でも必ずいつか死ぬことは分かっています。
そのことは理屈として誰でも理解しているのだと思うのですが、それを身近に迫る現実として認識しているかどうかは人によるものなのでしょうか?
義母が亡くなる2年前までは、日本の長寿大国の一員として生きていることが当たり前で、死ぬということをどこか遠い世界の話のようにしか私は思っていなかったかもしれません。
しかし現実的に、義母が亡くなりそして立て続けに甥二人がこの世を去り、死に対する実感がこんなに簡単に続けて起きる怖さを感じています。
単純に次は自分かもしれないと身に迫る現実の恐怖。

〝小寒の氷大寒に溶く〟
小寒よりも大寒のほうが暖かく氷が溶けてしまうという諺が心に沁みこんできます。物事が必ずしも順序どおり進まないことのたとえでしょうか。
最近私の周囲では順番どうりに行かない事ばかりで面食らうことが多過ぎます。
いずれ私も帰るべき野。それにしても甥たち二人を先に送ろうとは予想だにしなかったこと。

 人は別れがあるからこそ、人のために尽くすことができるのだと思っています。人に尽くすという一つの徳を積むことによって、いずれ先立った甥たちが優しく出迎えてくれるのだと私は信じています。
春は近いとはいえまだ寒さが続くようですので、体には気をつけていきたいものです。



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プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大に取り組んでいます。
昔からあった美しい東北の四季、それを彩る催しなどもお届けしていきます。

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