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風の森通信 第272号


・平成18年2月5日(日)午前11時00分~
・山形県山形市東原 清風荘 「宝紅庵」
・「四酔会」
・主 三浦宗孝氏

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待合を出ると露地はごらんのとおり屋根とガラス戸の部屋になっていた。
ガラス戸の外は雪がうず高く積もっていて、蹲は雪の下なのだろう。
露地草履もないのでどうしたものかと思って先を見ると、飛石の一つひとつに小さな座布団が置かれている。
初めてみる光景であった。

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飛石を進むと曲がり角のところに手桶が置いてあった。
中からは湯気が立ち上りたっぷりとお湯が入っていた。
亭主の心くばりに思いを馳せながら、手を清めそして口をすすぐことができました。
雪があるからこそ、雪に包まれた温かさなのだろうか。

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床  四酔(しすい)

春 酔 花
夏 酔 風
秋 酔 月
冬 酔 雪

酔うのは酒にではなかった。
「春は花に酔い、夏は風に酔い、秋は月に酔いそして冬は雪に酔う」。
王朝風雪月花の風情に根ざした「きれいさび」
「四酔会」は山形県内に在住する職人さんたちの集まりで、12名の男性だけのメンバーであった。
お道具をそれぞれが作って持ち寄り、こうして年に一度のお茶会を楽しんでいるという。

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花    蝋梅と白峰
菓子  銀つば
茶杓  布袋    (こしあぶらの木)

お道具の紹介の中で、作者と茶人の思いが意外なところで違うことを知ることができた。
特に花入の正面について作者は色合いを重視したとのことであったが、茶席に荘られたのはストーリー性が重視され、作者の意に反して反対側が正面になったとのこと。
席中、花入の反対側を実際に見せていただくのは初めてのこと。
お道具を作られた方々の席だからこその拝見。なかなか得がたい経験をさせていただくことができました。

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露地での心くばり、手作りのお道具で点てていただいたお茶は誠においしく、体がそして心の中までもがあたたまりました。
一歩外に出てみれば、ここ山形の雪にも酔うことができたお茶会だったのです。


テーマ : 趣味と日記
ジャンル : 趣味・実用

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プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大そして、昔からあった美しい東北の四季とそれを彩る催しを発信していきます。ドイツで生まれたVEEH HARFE(ヴィーハープ)演奏にも取り組み、癒しの音色をお届けしていきます。

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