風の森通信 第315号
流れ星地に落ちてまた咲く花か空に向かって朝顔開く
H18.7.29 冨樫
昨夜は宮崎駿監督の「となりのトトロ」と「ハウルの動く城」のDVDをまとめて見ることができた。
「ハウルの動く城」の主人公ソフィーが、ハウルの少年時代に迷い込んだとき、空から沢山の流れ星が地面や湖に落ちるシーンがあった。
(和の学校京都本校吉田さん撮影)
幾筋にも流れる星たちの色を見ていると、地球上に咲く花みんな昔の流れ星たちの生まれ変わりではと思ってしまいます。
夕方庭に出てみました。
金木犀の木の下に咲く紫陽花も瑠璃色に輝いています。この花もまた、遠い故郷の星の色を輝かせていると思うのです。
スタジオジブリの新作アニメーション映画「ゲド戦記」が今日から全国で一斉に公開されました。なかでもゆったりと歌いながら、何か大切なものを思い出させてくれそうな手嶌葵(てしまあおい)の「テルーの唄」がまだ耳の中に残っています。
今日のお茶のお稽古は真之行台子(しんのぎょうだいす)、そして台子を使った薄茶点前。真之行台子は、四ケ伝の中の唐物、盆点そして台天目が組み合わさったお点前で、それらをきちんと覚えていないと大変です。いままで教えていただいたお点前の中でも一番難しいのではないだろうか。思うようにいかなかったせいか、足が痺れて何度もくずしながら座っていました。
来週は「茶通箱付花月(さつうばこつきかげつ)」を初めて教えていただくことになりました。
さきほどいわきの先輩から「花月百騎といって花月を百回やってもなかなか覚えられないものです」とメールが届きました。
七事式の他にもいろいろな花月があるようですが、少なくなってきた人生の時間と、記憶力も衰えてきいてる私にとって、どれだけの花月を経験し身につけることができるでしょうか。
でも教えていただけるというだけでも来週が待ち遠しいのです。
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