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風の森通信 第316号

・平成18年8月4日(金)午後6時30分~

・福島県白河市南湖公園 翠楽苑 「灯籠茶会」 

 白河藩主松平定信公によって、今から約200年前に築造されたのが南湖公園。
身分制度が厳しい封建時代にあって、士農工商の四民共楽の地として柵が作られることもなく、庶民にも開放された日本最古の公園としても知られています。
今では赤松を主景とし、楓、桜などの緑豊かな市民の憩いの場となっていて、四季折々の表情を楽しむことができます。

回遊式自然庭園の一画にたたずむのが翠楽苑。
園内500基の灯篭が点灯され、先祖の供養茶会が開催されました。

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陽が落ちるとあたりは闇に包まれていきます。
お庭に出て月見台に立てば、月の光そして灯籠の光に囲まれ幻想的な雰囲気の中に引き込まれていきます。

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床  千代の間    大仙院桃林老師筆  夢

床  松風の間    松平定信公筆     南湖秋水夜無煙    

主             翠楽苑

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この「夢」は、ドリームという意味の夢ではありません。
人生の全てが虚しくそして儚いものだと。
道を極める人への励みとして、また未来への希望としての「夢」。
書を見ていると目標に向かって突き進んでいく人の姿にも見えてきます。
ご先祖があってこそ人は今在り。
束の間の儚さを乗り越えてもらいたいという先人達の願いを、千代の間のこのお席で拝見することができました。

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白河市内にある「小峰城」の南に位置するのが南湖公園。
松平定信公が理想郷として築造されたのではないだろうか。

花        半夏生 
花入      虫籠           八木澤啓造作
香合      真塗 竹林

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釜        朝鮮風呂釜        高橋敬典造
水差      染付 花鳥文       川瀬満之造
茶器      真塗              喜誠作
茶杓      銘 無心          松長剛山作
茶盌      三島刷毛目
 替       粉引             宗隆作          
 建水     曲   春慶塗        
 蓋置     清水 葵 
お茶      月待ち            丸喜園詰
菓子      薯蕷饅頭          大黒屋製
 器       有田 南湖十七景    盛作

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「夏は涼しく」
梅雨が開けたここ白河でも日中の最高気温は32℃。
暑い季節「涼を求める心の動き」でしょうか、床の脇には団扇が置かれています。
目や耳そして肌で感じる涼しさは誠にありがたいものです。
一つひとつの真夏の夜の演出に、客そして亭主それぞれが心通わせることができたのではと思っています。
そのせいでしょうか、本当に涼しい風がこのお席に入ってきてくれました。

 今回の例会では、白河茶道連盟理事長須釜先生、裏千家の小池先生、翠楽苑園長野崎先生そして事務局の皆様方には大変お世話になりました。翠楽苑の資料や会記のご準備、そして会場の案内をいただくことができました。
おいしいお茶と心あたたまるおもてなしをいただきましたこと、改めて御礼申し上げます。
暑い中でのご準備、そして三日間のお茶会開催とのこと、お疲れ残りませんように。
来年もまた参加させていただきます。          (冨樫)


 
 いつもと違い遠い白河市で夜のお茶会は新鮮でした。
お茶席からは、月の光が見え同時に灯籠の火が池で揺れる様を見ていると、先祖のお墓参りをしている光景を思い出しました。
夜のお茶会ならではの楽しいひと時ありがとうございました。(力)

 今回の例会には福島県内「和の学校仙台分校」の会員5名、翌土曜日には宮城県内会員2名で計7名の皆様方の参加となりました。
遠いところからのご参加と、無事例会が終了しましたこと厚く御礼申し上げます。(冨樫)


和の学校仙台分校へどうぞ

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プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大と、ヘルマンハープ演奏にも取り組んでいます。
昔からあった美しい東北の四季、それを彩る催しそして癒しの音色などもお届けしていきます。

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