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風の森通信 第346号


 「伊豆沼」の鳥たち

平成18年11月19日(日)午前10時30分撮影
宮城県登米市「伊豆沼」にて

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        (伊豆沼と山頂が雪で覆われた栗駒山)

 日曜日にお茶の仲間と一緒に、渡り鳥の飛来地「伊豆沼」に行ってきました。
「伊豆沼」は東北地方最大の水田地帯である仙台平野の北に位置し、シベリアから渡って来るたくさんの白鳥やマガモたちの格好の目印となる沼です。
この沼は昭和60年、釧路湿原に次ぐ日本で2番目のラムサール条約指定登録湿地となったところ。
沼は氷結しないことや食料が多いということもあって、多くの渡り鳥が越冬しています。
特に日本に飛来するガン約6万羽のうち、宮城県北の「伊豆沼」などにその8割がこの沼で冬を過ごすといわれています。
毎朝、群れで餌場となる田圃へ飛び立つ瞬間は、空が真っ暗になるほどの光景。
日中は主に落ち穂などを採食し、休息そして寝ぐらへとV字の編隊を組んでまた「伊豆沼」に帰ってきます。
  「クァァァ・・・」
  「クァァァァ・・・」
満月のとき雁のV字飛行は絵になります。
「伊豆沼」は春近くまでこんな光景がずっと楽しめる沼。

photo_18111922.jpg

撮影した日はまだ飛来している鳥の数もまだ少なく、日中は田圃へ飛び立った後ということもありほんのわずかな鳥の数。
白鳥たちの写真も近い距離からの撮影。

photo_18111923.jpg

鳥達は人なつっこいので餌をあげたり、少しだけ鳥を追いかけたり、一緒に写真を撮ったりと子供の頃にかえって楽しんできました。

 その後は松島に向かい、島々を見ながら牡蠣料理、そして観瀾亭(かんらんてい)や藤田喬平ガラス美術館ではあたたかいお抹茶をいただいたりと、初冬の宮城路を楽しむことができたのです。

 写真は同行の宇さんからの提供によるものです。
感謝申し上げます。


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ジャンル : 趣味・実用

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プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大そして、昔からあった美しい東北の四季とそれを彩る催しを発信していきます。ドイツで生まれたVEEH HARFE(ヴィーハープ)演奏にも取り組み、癒しの音色をお届けしていきます。

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