風の森通信 第397号
「仙台平(せんだいひら)」の袴を頂戴する。
昨日お茶会から帰ってみると「仙台平(せんだいひら)」の袴と絽の長着が親戚から届けられていた。
私がお茶のお稽古をしているといったのを覚えていてくれたのだ。
大叔父が以前はいていたもので、といってもその大叔父は日露戦争時の軍人で、亡くなってから60年以上は経つだろうか。
身長も185センチほどあった人で当時としては珍しいほどの長身であったようだ。さすがに私はそこまでの身長はなくて丈をかなり短くしなくてはならない。
仕立てられてからたぶん100年近くは経過していることになる。形見ということもあってよほど大切に保管していてくれたようだ。
「仙台平」は現在国指定の重要文化財となっています。
正式には「精好仙台平(せいごせんだいひら)」とよぱれているもので、絹の袴地で伊達藩の庇護を受け広まり今もその技術が伝わっているものです。
特徴としては張りがあって固くなくそして軽く,しなやかな独特の風合で皺になりにくく、長い年月その良さの変わらない袴地といわれているものです。今作るとなると、想像していた値段より桁が1つ多いほど高価なもの。
さて、当然のことながら仕立直しをしなくてはなりませんが、柄も気にいっているのでお茶会や結婚式には是非はいてみたいと今から楽しみにしております。
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