風の森通信 第414号
天目釉菓子器
まさに”賓主互換”の御席でしたね。
ブログを拝見させていただきまして私は天の川の水を感じました。
織姫と彦星が出会うための釣船の花入れ、風を感じる風車のような紫陽花に水を感じる葦、結晶釉は天の川の星の群れ、その御席の”響”は星達が奏でる雅楽だったのでは・・などと・・
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平成19年7月15日付、ブログ「風の森通信」「朝茶事の亭主役」の拍手コメント欄に、こんな素敵なコメントを頂戴しました。
ブログを見てコメントをいただいたのは、和の学校仙台分校設立準備室のT先生です。
見ていただいている視点やスケールの違いにただただ驚かされます。これからの私の席中での見方・考え方そして感じ方が一変してしまいそうそうです。
T先生から「 結晶釉は天の川の星の群れ」と表現された菓子器もここでご紹介させていただきます。
「天目釉菓子器」 六華窯 岩井 純 造
手にとって拝見していると、まるで天の川を見ているようです。
無数の星は瑠璃色に輝き、今にも吸い込まれてしまうのではと思ってしまいます。
見る角度が違うだけでさまざまな色に変化するので、どんな主菓子をのせてみようかと想像してみるのも楽しいものです。
自然の光に反応するその彩を一日中見ていたい。
写真掲載にあたりまして、齋藤先生そしてお稽古でご一緒させていただいている作者のお母様にもご了解を得ることができました。
感謝申し上げます。
今日のお稽古は立礼席での茶筅荘(ちゃせんかざり)。
薄茶席では干菓子に「うちわ」が出されました。
なんともいただいてしまうのはもったいない。
子供の頃、紙芝居でよく食べていた懐かしい味でございました。
和の学校仙台分校設立準備室へどうぞ