風の森通信 第426号
青色朝顔
朝顔は咲きたる笑みを僕だけに見せてくれたと信じていよう
H19.9.1 冨樫通明
今日から九月。
今朝の仙台は最低気温が19度。
季節外れに一輪だけようやく咲いてくれました。
色は私の好きな青色で大輪咲き。
生育が悪く、これが最後の限界とこの時にあわせてくれたのだろう。
五月の連休の前に種を買い求めていたが、私が植える時期を逃して六月に入ってからになってしまった。
そんなこともあって花の開花を大幅に遅らせてしまいました。
その後も天候が悪かったり、猛烈に暑い日がしばらく続いたせいもあるのだろうか。蔓はなかなか伸びず、七夕を過ぎても花芽もなくて半ば諦めていた。
それでも朝顔は一つだけでも咲かせたいと、一所懸命に咲いてくれたのだろう。
そんな愛おしい朝顔に感謝したい。
記念にと撮影したがピンボケになってしまった。
せっかく咲いてくれたのだから、もっときれいに撮ってあげればよかったのに申し訳ないことをした。
お昼過ぎからお茶のお稽古で外出。
家に戻ったのは花がしぼんだ後だった。
この青い朝顔の咲いたのを見届けたのは私一人であっただろう。
種ができたら大事に保管して、来年こそは早めに植えてあげようと思っている。
今日のお稽古は、中置薄茶点前そして長緒での濃茶点前。
お道具も侘びた風情が漂います。
「お茶杓の銘は?」
「宮城野と申します」
心づくしの秋のお点前でございます。
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