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風の森通信 第434号


第4回研究会


・日時 平成19年9月25日(火) 午前9時~
・場所 宮城支部研修道場
・講師 中島宗基先生
・内容 終身正会員のみ
     大板中置にて 
        初炭手前、濃茶点前(長緒茶入)、薄茶点前
        三友之式

   床    鳳雲斎大宗匠筆   江山風月主人

photo_19092501.jpg

川と山、清風そして月と清らかな光景は昔と変わらない。
私も今夜は一人庭に出て、その眺めを独り占めにし心のどかに風情を楽しんでみたいと思っている。

 中島先生から「間」の取り方について、いろいろと教えていただくことができました。
茶道は勘を大切にするもの。
勘が冴えれば「間」を正確に計ることが出来るようです。
間違いは、「間が違う」ことまたは「間が悪い」こと。
順番が違っているのは「間違いの域を外れている」こと。
そして「間」がないことは「間が抜ける」ことで、すっかり調子が外れてしまうことのようです。
主客それぞれが相手の気持ちになることで、「間」を正確にとらなくてはないという。それができなければ亭主と客の距離は離れてしまい、亭主の誠意をお客は正しく汲み取ることはできません。
亭主の精神、美意識、感情などを、客として自分の中に引き寄せることのができなくなってしまいます。
招き招かれた者同士の人間関係。
席入りした時の、客としての臨み方を教えていただくことができました。

 三友之式は、私にとって初めて勉強させていただくこと。

photo_19092502.jpg

花、お香そしてお茶の三つを式の中に採り入れてたもの。
この季節にはぴったりの式なのかもしれません。
 研究会やお稽古ではきちんと学び、お茶会では学ぶことも必要だがそれ以上に楽しむことが大切であると教えていただくこともできました。
いろいろとご教示いただきました中島先生には感謝申し上げます。

 終身正会員となって三回目の研究会。
一ヶ月以上前から会社に休みをいただいての参加。
なかなか得難く、内容の濃い研究会でありました。

 今日は中秋の名月。
仙台でもきれいな月がみられそうです。


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テーマ : 和風、和物、日本の伝統
ジャンル : 趣味・実用

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プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大そして、昔からあった美しい東北の四季とそれを彩る催しを発信していきます。ドイツで生まれたVEEH HARFE(ヴィーハープ)演奏にも取り組み、癒しの音色をお届けしていきます。

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