風の森通信 第462号
寿扇
昨日はお稽古の日でした。
齋藤先生から、東京での初釜式のことをいろいろと教えていただくとこができました。
式場は咄々斎、床には正親町(おおぎまちてんのう)天皇の御宸翰(しんかん)が掛けられ、長く垂らされた結柳そして神鈴。
花入には曙椿と鶯神楽とのことでした。
お帰りの際にいただいてきたという寿扇が床に荘られています。
延寿仙人掌
禅語大辞典にも他の茶道関連の文献にもまったく見当たりません。
仙人掌は一般的にはサボテンの当て字です。いろいろと調べてみましたがサボテンと禅とはどうしてもつながりません。
仙人掌とは仙人が両掌をもって天上の雲から湧き出てくる甘露を受けている掌のことのようです。
仙人がこの甘露の粉末を練って玉にし、これを服すれば齢が延び不老長寿を得ることができるという神仙思想からきている言葉とのこと。
仙人が仙術をつかってできた丸薬のことなのでしょうか。
私もいただき延寿にあやかりたいものです。
それとも仙人掌を素直にお茶なのだと理解すればよろしいのでしょうか。
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