風の森通信 第467号
雛人形
金のびょうぶに うつる灯を かすかにゆする 春の風・・・
今日の仙台は快晴で、積もっていた雪はすっかり融けてしまいました。強風も止みやさしい春の風が吹いています。
今日のお稽古でも雛人形に会うことができました。
お雛様を飾る時は、慎重に扱わなくてはならならないので時間もかかり大変なこと。でも毎年先生のご主人のお手伝いもあって、二時間ほどで完成されたとか。
「また会えましたね」
人形たちに語りかけられるそうです。
雛人形は先生にとって昔からある特別な存在。
そして私たち生徒にとっても、毎年出会えるかわいい雛人形たち。
伺った先輩のお宅では、桃の花を花瓶に入れて飾ってありました。
雛人形たちがいなくても、桃の花があるだけでお部屋が明るく感じられます。蕾の膨らみやその色を見ているだけで、昔に帰って楽しかったひとときそして優しいひとときを思い出すことができ心豊かになれるものです。
仙台市青葉区柏木一丁目に、おいしい甘酒を販売している小さなお店があります。
お店の名前は「あまざけ屋麹店」
ずっと昔からある甘酒屋さん。
甘酒をいただけるのも、私にとっては春の兆しなのです。
今日のお稽古は大炉を使った茶入荘りそして薄茶の茶碗荘りでした。
「お茶杓の銘は」
「谷渡りと申します」
お稽古を始めて半年のTさんが応えてくれました。
待ちに待った春はもうすぐなのでしょうか。
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