風の森通信 第476号
あたたかさを忘れおり
透木釜から立ちのぼる湯気をみていました。
もうすぐ四月だというのに、厳寒の季節の釜から立ちのぼる湯気を思い出してしまいました。
ようやく春めいてきて、あたたかくなってきたお茶室の中にいるというのに、このあたたかさを忘れておりました。
お稽古でお茶の景色に目を凝らしていると、何か心を動かすものにはっとさせられる時があります。
何ものなのかを見つけようとまた目を凝らしてみるのです。
こうしていつも時間が過ぎてしまいます。
今日のお稽古は、透木釜を使った初炭手前そして貴人清次濃茶付花月。
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テーマ : 和風、和物、日本の伝統
ジャンル : 趣味・実用