風の森通信 第506号
蚊遣り
蚊遣りにも昔の夏の匂いあり
H20.7.26 冨樫通明
毎年この季節、お稽古のお茶室に顔を出すのが蚊遣り豚。
煙の先には露地が広がります。
今日の仙台はまだ梅雨が開け切らないようで朝から曇り空。
最高気温も23度と涼しい夏です。
齋藤先生のお茶室は窓が開け放たれ、いい風が入ってきてくれます。蚊がいるからとこうして躙り口には蚊遣りが焚かれます。
今はクーラーがあり電気蚊取器があって、蚊遣り豚などほとんど見かけなくなってきました。
お客様の席には蚊取線香の煙が流れてきて懐かしい匂いです。
私にとって蚊取り線香の匂いは、昔の父や母の匂いそしてキャンプの匂い。
蚊取り線香が出回ったのは明治以降とか。
それ以前はよもぎなどを焚いていたのだとお聞きしました。
仙台の夏はこれから、そして期間は短いものです。
今日のお稽古は、真之炭、真之行台子そして洗い茶巾。
久しぶりに三つ結びをしてみました。
来週は葉蓋のお稽古とのこと、しばらく夏のお点前が続きます。
仙台市内で梶(かじ)の葉を求められる場所を、どなたかご存知ないでしょうか?
教えていただけませんか。
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