風の森通信 第526号
晩秋
床 烏丸光廣卿筆 武蔵野の月
里にみん山のはしらに武蔵野に秋の最中の有明の月
明け方の早い時間、外に立ってみると山の端が白んできて、深まりゆく秋の冷たい空に有明の月が残っている
京の都を思う烏丸卿の寂しいお気持ちが歌われています。
花 吾亦紅、藤袴、霜柱
花入 虫籠
香合 鹿と紅葉
茶碗 絵唐津
薄器 瓢夕顔蒔絵
茶杓 鎌田宗承作 銘 晩秋
茶碗 絵御本 唐津
薄茶 青松の白
菓子 紅葉 賣茶翁製
仙台市太白区S先生宅での薄茶席。
仙台に来てから、個人の先生のお宅でのお茶会は初めてのこと。
濃茶席そして薄茶席でも、お点前をそしてお道具をゆっくり拝見させていただくことができました。
おいしいお茶をいただきながら、晩秋の紅葉を楽しむことができたのです。
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テーマ : 和風、和物、日本の伝統
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