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風の森通信 第529号


障子越し


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      障子越し風の強さを感じをり

                         H20.11.1 冨樫 通明

 山も里も色づく様を見ているだけで気持ちがいいものです。
夏と冬との間に木々の葉はこうなるだろうと思っていても、その燃え立つような紅葉を目の前にすると一種の感動を覚えるものです。
齋藤先生のお茶室では今日から炉に変わりました。
改まった席中にも、深まってきた秋を感じ取ることができます。
末席に座って西側の障子を見れば、刻一刻と変化する木々の影が風に揺れ、その影が大きく揺れたり小さく揺れたりしています。
それを見ているだけで、紅葉の葉がはらりと落ちる音や空気の気配を感じたり、その色の輝きをも想像することができます。
そして紅葉の葉の軽さも手の平の中に感じることさえできます。
私の記憶の中の、数十年もかけて積み重なってきた紅葉のシーンが甦ってきます。
一枚の障子紙を通してみる情景は、現実的なものより一段と深くそして広く、自己のものとして感じられるものです。
そこは耳を澄ますことのできる空間、じっと見つめることのできる空間、そして思い巡らすことのできる空間。お茶室はお稽古をさせていただくとともに、私にとって移ろう季節に出会い五感を研ぎ澄ますことのできる場でもあるのです。

  「お茶杓の銘は?」
  「紅葉狩りと申します」

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少しだけ開いていた障子の隙間から、面白い形の光が湯気のたっている釜のところまで射し込んできてくれました。
ほんの束の間、そんな光たちを見ているだけでも楽しいものです。

 今日のお稽古は重茶碗そして薄茶点前。
少し遅れることになりますが、11月16日は齋藤社中の炉開き。
Yさんが転勤先の横浜から、お香の道具をもって駆けつけていただけることになっています。
私はどんな役目を仰せつかるか今から楽しみでございます。


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テーマ : 和風、和物、日本の伝統
ジャンル : 趣味・実用

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プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大そして、昔からあった美しい東北の四季とそれを彩る催しを発信していきます。ドイツで生まれたVEEH HARFE(ヴィーハープ)演奏にも取り組み、癒しの音色をお届けしていきます。

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