風の森通信 第592号
杜の都大茶会
■平成21年5月31日(日)午前9時30分~
■仙台市青葉区勾当台公園
■第14回「杜の都大茶会」
青葉、若葉が一段と鮮やかさを増すこの季節、今年も「杜の都大茶会」が開催されました。
宮城県芸術協会茶道部加盟13流派の釜が掛けられました。
仙台では藩祖伊達政宗公以来茶の湯が盛んに行われ、4代伊達綱村公の政治下で大きく発展したといわれています。
特に今日は正宗公の茶道頭として活躍され、その後も仙台を中心に今日まで活躍されている石州清水流のお席に伺いました。
■薄茶席
席主 石州清水流 清水 道関 氏
床 大徳寺三重野与雲老師筆 心静寿自長
心静かなれば寿自ずから長し
いつも心静かで思い悩むことがなければ、人は自然と長生きできるものとお話がありました。
花入 備前
花 美智子蓮華(みちこれんげ)
大山蓮華の仲間で少し小振りでしょうか。
美智子妃皇后 が大好きなことからその名がつけられたとお聞きしました。
純白の蕾は露を含み表面はまるで玉のようで、ちょうどこれから咲き始めるところでした。テントの中のお席でもその花の白さには存在感があり一番生き生きと輝いておりました。
風炉 唐銅朝鮮
釜 真形
水指 末広
薄器 竹茶桶
茶碗 萩
替 赤膚
茶杓 慈光院尾関南山師造 銘 幽松
建水 砂張
蓋置 竹引切
茶 仙雲の昔 井ヶ田茶舗詰
菓子 あじさい モリヤ製
お家元も81歳とますますお元気で、いろいろとお話を伺うことも出来ました。
来年のお茶会も楽しみでございます。
裏千家席、織田流煎茶道席にも入らさせていただきました。
いろいろなお点前を拝見するのもまた楽しいものです。
裏千家席では体験コーナーが今年も設けられました。
子供たちも含め多くの市民の皆様方で終日にぎわいました。
小学生の男の子もお茶の飲み方はすっかりお茶人さんです。
将来が楽しみでございます。
(写真撮影並びに使用許可は、小学生のお母様にご了解を得たものです)
和の学校仙台分校へどうぞ
テーマ : 和風、和物、日本の伝統
ジャンル : 趣味・実用