風の森通信 第581号
さくら草
さくら草 揺るる一日に文を書く
H.21.5.2 冨樫 通明
この地に住んだ年から、さくら草が庭の金木犀の下で毎年花を咲かせてくれる。花数が毎年増えていることがことのほか嬉しいものである。色も濃く野生種の特色がよく出ているような気がしてならない。
私にとって春の自慢のさくら草。
近くには錨草や白根葵そして鈴蘭なども花を咲かせてはいるが、やはりさくら草が一番先に目につく花である。
この連休の期間中にしばらく楽しめそうだ。
風に揺れるさくら草。
そんな一日(ひとひ)にあなたへ手紙を書きました。
5月に入って初めてのお稽古。
連休に入ったのでお稽古はないだろうと思っておりましたが、齋藤宗紀先生はお休み無し。
誠にありがたいことです。
水指は六華窯の岩井純氏造。
小振りながらもまるで自然石のようなその色合いと肌触りは風炉や釜の色に似合っていて、この取合せがお茶室の中でも存在感があってなかなかいいものです。
久しぶりに風炉での初炭手前、濃茶点前そして薄茶点前。
忘れていることがたくさんあるだろうと思って臨んでみましたが、以外に体が反応してくれるもの。
これは経験年数というものが大きく働いているようで、これから始めようとしているライアーも同じように取り組んでいきたいものです。
お茶銘は
青葉の昔でございます
お詰は
大正園でございます
定禅寺通りや青葉通りの欅も若葉の季節となってまいりました。
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