風の森通信 第654号
初音(はつね)
今朝起きたのが七時半を過ぎ、久しぶりに長寝坊を楽しむことができました。
窓の外からウグイスの鳴き声が聞こえてきました。
「初音」
そろそろ起きなくてはと思いパジャマ姿でそっとカーテンを開けて、餌付台の傍にある大きな金木犀の辺りを見てみましたが、ウグイスの姿を見つけることはできません。庭に植えてある他の木々を見渡してもその姿をどこにも見つけることはできませんでした。
いつも机の上に置いてある「野の鳥(山野・水辺の鳥)70種」という小さな図鑑を取り出して見てみました。
ウグイスは鶯色をしているわけではなく、こんな色ではなかなか見つけることは容易なことではありません。
鳴き始めたばかりでしょうか「ホーホケキョー」とはいかず「ケキョケキョホーケキョ」とか「ケーケキョホーケキョ」としかまだ鳴けず、私が思っているようにはうまくはいかないようです。
もうしばらく待ってあげましょう。
ウグイス
●特徴
スズメくらいの大きさでスマート。全身茶褐色で活発に動く。
●さえずり
「ホーホケキョー」(警戒時にはケキョケキョケキョを続ける)
●さえずる場所
ササやぶの中、最盛期には比較的高い木の上でも鳴く。
●地鳴き
チャッチャッ
●生態
里山から鉱山帯までのサササなどのよく茂った林に棲み、主にやぶの中で昆虫を捕える。冬季は住宅地の生垣の中で見かけることもある。
●発見のコツ
ササやぶより一段高い木の枝でさえずることがある。
十月から四月ころまでは平地~里山、五月から九月は里山~高山に棲息する。
なるほど、もう少し上を探せばよいのかと知った頃にはウグイスの鳴き声は聞こえなくなっていて、代わりにシジュウカラやムクドリ、ヒヨドリなどすぐに分かる鳥たちが餌付台の近くに集まってきました。
今日は久しぶりにライアーのレッスンの日。
急いで食事を済ませ、チューナーで調弦していかなくてはなりません。
今日もまた忙しい一日となりそうです。
和の学校仙台分校へどうぞ
テーマ : 和風、和物、日本の伝統
ジャンル : 趣味・実用