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風の森通信 第654号


十二単衣



   十二単衣重なる色の数だけの恋の話があるといふのか

                          H22.05.22 冨樫 通明


 久方振りに庭に出てみました。
五月の風薫る季節の中で花々が咲き乱れています。
そんな花たちの中に、ひっそりと十二単衣(じゅうにひとえ)が咲いています。花に興味のない人だったら、雑草と見間違えてしまうようなシソ科の花です。
淡い紫色の小花が何段にも重なって咲いています。
近づいて撮ってみました。

何枚も衣を重ねたように咲く姿が、昔の女官の十二単衣の衣装に見立てて付けられた名前のようです。
その一枚一枚の花をよく見ると着物の形にそっくり。

十二単衣と言っても色は淡い紫色だけなのですが、その色は高貴さを漂わせている可憐な花なのです。
風にやさしく揺れています。
さてどんな花言葉があるのでしょうか。

 第三土曜は台子点前のお稽古日です。
先生にお願いして、研究会の復習をさせていただきました。
真之炭、真之行台子そして台子薄茶点前。
後輩のTさんが行之行台子だったので比較することができ勉強になりました。
第四土曜日は花月のお稽古です。
どんな花月が待っているのか今から楽しみです。

 一つの茶入に出会いました。
肩衡茶入で高取貴恵造、お仕覆は角倉金襴(すみのくらきんらん)。釉の表情も美しく、作者の感性でしょうか柔らかくそして優しい表情のお茶入です。
秋のお茶事の時にと思っております。
また一つのお道具が私のところに来てくれました。


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プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大そして、昔からあった美しい東北の四季とそれを彩る催しを発信していきます。ドイツで生まれたVEEH HARFE(ヴィーハープ)演奏にも取り組み、癒しの音色をお届けしていきます。

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