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風の森通信 第674号


山形の兄の畑で・・・

 
 久しぶりの山形。
お盆のお墓参りで兄たちの家にも寄ってきた。
私は男だけ4人兄弟の一番末っ子なので、子供の頃はいつも3歳年上の兄の後にくっついてよく遊んでいたものだ。
兄はこれまでスキーやゴルフ・野球そして登山などスポーツ系の趣味がほとんどであったが、最近は少し違う分野の趣味をスタートしているようだ。
まずはカメラそして今度は240坪ほどの土地で本格的な野菜栽培を始めてもう2年になる。
自宅からほど近い放置された田圃を借り受け、耕運機なども買って耕すなど本職に近い装備を備えてやっている。畑まで歩いていけば15分程度で行けるのだが、水や機材の運搬や収穫物の搬出入などもあり大きな車に取り替えたようだ。普通であればこんなことまではしないと思うのだがそこが兄の凝り性な性格。
2年目だというのに、トマトや胡瓜、オクラ、ししとう、南瓜、茄子、モロヘイヤ、ツルムラサキ、蕎麦などたくさん植えられていて、この季節は毎日食べきれないほどというより捨てるほど採れるという。他にもハープ園があってミントやセージなどもコーナーとして特別に作られていた。
一番北側の列に山わさびが植えてあって、カメラで覗いていたらアマガエルがたくさん下の茎の方から這い上がってくる。

アマガエルの色は黄緑色で実に鮮やかな色なのですぐに分かる。なぜかこの山わさびの所にだけ10匹近く隠れていたのだ。
 私が小学生の頃、母から蛙の尿に触れるとかぶれるとよく聞かされていた。
そんなこともあって近所の友達と一緒になって、アマガエルを見つけると小便をかけあっていたのを思い出す。
昔のことなのでお許し願いたい。
そんな光景を思い出しているだけでも笑いがこみ上げてくるが、その時は雨が降ったのかどうか思い出せない。
 山わさびは畑で栽培されているものが多いと兄から聞いた。
春になると根を掘りあげて摺り、ご飯の上に醤油と一緒にかけて食べるのがおいしい。あの辛味は癖になるおいしさなのだ。
秋にでもなったら山わさびの株を兄から分けていただいてこようかと思っている。
そうこうしているうちに急に雨が降ってきた。
アマガエルが出てくればやっぱり雨が降るのは本当だった。
これから秋にかけてはもって菊や里芋、秋胡瓜などの収穫時期に入るという。
私の家にも夏がメインの小さな家庭菜園があるが、兄の畑は四季を通して収穫できるのが実に羨ましい。それにアマガエルなどは一度もこちらでは見たことがない。畑の中にはこのように蛙が出てきたり他の昆虫もたくさんいたり、自然がまだまだいっぱいあって嬉しくなってくる。
 秋の晴れた日にまた行って、山形の土で育った野菜をいっぱい頂いてくるつもりでいる。
そうだ、アマガエルも何匹か捕まえてこなければ。



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プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大そして、昔からあった美しい東北の四季とそれを彩る催しを発信していきます。ドイツで生まれたVEEH HARFE(ヴィーハープ)演奏にも取り組み、癒しの音色をお届けしていきます。

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