風の森通信 第676号
誕生日に短歌五首
何か無し失うことの多くして友へのメール年々増える
人生はまだこれからと友がいふ第二ステージそうだこれから
涼しさと風をもらいし木に礼を言いてゆっくり木陰を去りぬ
我がブログ趣味も秘密もデジタルの「1」と「0」とで管理されいる
咲き終えた朝顔の花数えつつジュースにせんと夕暮れの中
平成22年8月24日 冨樫 通明
今日は私の誕生日。
もういい齢になってしまったが、やることがいっぱいでまだまだ老けてなどいられない。
久しぶりに短歌を五首つくってみた。
一日に何十首もつくるパワーはさすがになくなったが、五首くらいの創作能力はまだ残っているようだ。そろそろ月刊淡交歌壇に、これらの短歌の投稿をまた始めたいと思っている。
友人からのメールでは明日が満月。
この時期は明るいうちから大きなお月様が待機しているので、東に黄色いお月様、西に夕焼け空と燃えるようなお日様を見るのがなんともノスタルジー。早めの夕暮れ時、タイミングが合わないとつい見逃してしまいそうだが、昔は田んぼ道を帰りながら大自然を堪能する瞬間なのだとメールをいただいた。
今日は晴れていたので帰る途中、運よく地下鉄南北線八乙女駅を過ぎた頃、車窓から両方の姿を観ることができた。
誕生日早々ついているようだ。
十月三日の茶事に向けて最後の準備段階にはいってきた。
古帛紗は友人から誕生祝いにいただいたこの古代錦を使うことに決めた。
まだ決まっていないのが薄茶席の主茶碗。九月に入ってからはまず巻紙にお招きする皆様方にご案内状をと思っている。
まだ一ヶ月いやたったの一ヶ月。
先週のことりら Music Square 仙台校でのハープコンサート以来、ヘイリー・ウェステンラの「私を泣かせてください」を幾度も聴いている。透明な美しい旋律にのせ、伸びのあるそして心に響く歌声にすっかり魅了されている。
では皆さんもどうぞ。