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風の森通信 第700号


仙台に秋



     白菊の帯の茶人と紅葉の帯の茶人で仙台に秋

                       H.22.11.07 冨樫 通明 

 仙台市青葉区北山輪王寺半杓庵。
今日が立冬とはいえ温かな一日でした。
腰掛待合を南側から見ると紅葉のいい眺めです。

 輪王寺の寄付の部屋が私のお気に入りです。
とても心が落ち着きます。
二人の先生が床の前に座っているのも絵になっていていいものです。

今日は御家流のお香の先生のお席とあって、皆様が帯にまで気を使われていたとは知りませんでした。
さすが女性のお茶人さんたちです。
仙台も秋本番となりました。


 今日の月釜は淡交会宮城支部佐々木宗孝先生のお席です。  

・待合床

  三條西尭山筆 (白菊証歌)

   類ありと誰かはいわん末匂う秋よりのちの白菊の花

・本席床 
 
  藤原公秀筆 社頭祝歌

   君のみやくにて知るらん岩清水清き流れの千代のゆく末

    花      西王母、錦木
    花入    古銅 龍耳
    香合    宝珠 時代 織部
    水指    瀬戸
    茶入    瀬戸肩衝  建仁寺益州 銘 松島
    茶杓    空中光甫作
    茶碗    伊羅保
      替      熊川(こもがい)
    御茶    瑞仙の昔       井ヶ田園詰
    菓子    初霜          森ノ香本舗製
      器     青磁 伊万里

 本席では鎌倉時代の歌人の和歌を拝見できるとは思いもよらなかったこと。こんなこともありますので月釜はやはり外せません。
濃茶席そして薄茶席ともとてもいい香りがしておりました。
お香を聞いているうちに、香銘を聞いてくるのをすっかり忘れておりました。

 輪王寺を後にして向ったのが三越仙台店。
「大京都展」で添釜があり伺ってまいりました。
本館七階アートギャラリーで釜を掛けられていたのは淡交会宮城支部半澤宗房先生。こちらのお席でも今年の秋を満喫することができたのです。
謝茶でございます。
 

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プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大と、ヘルマンハープ演奏にも取り組んでいます。
昔からあった美しい東北の四季、それを彩る催しそして癒しの音色などもお届けしていきます。

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