風の森通信 第716号
一人茶
仙台は今日も快晴。
二階にある私の部屋のガラス戸には、太陽の光が降り注ぎ暖房はまったくいらいないほどの温かさです。
午前中からパソコンに向って疲れたので、台所からお湯の入ったポットを部屋に持ってきて机の上で一人茶をしてみました。
本棚の中には色紙の「寿光同視」
お茶碗は以前母からいただいていた楽茶碗、お茶は翠芳の白で井ヶ田園詰、お菓子は花びら餅。
盆略点前で点ててみました。
自分一人で点てるので、人目も気にせずどのようにでもで簡略化はできるのですが、一連の所作は省略はしないで点てています。
自分のために点ててくれたもう一人の自分に感謝します。
まるで一人芝居のようなものでしょうか。
一人茶の時間は仕事の区切りを付けたり、自分の気持ちの整理にもなるものです。
そんな楽しみ方も自分にあっているのかもしれません。
いただいた花びら餅は大津叶匠壽庵製。
糯米の白くふっくらとした柔らかさと、中に入っているピンク色の餡が上品な甘さで口の中で絡みあいなかなかよろしい。
牛蒡と人参の甘露煮もほどよい固さと歯ざわり。
叶匠壽庵のお菓子は、仙台市青葉区藤崎デパート地下で買い求めることができます。
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