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風の森通信 第733号


復興支援ありがとうございます


 3月11日の東北関東大震災から既に3週間が経ちました。
死者や安否不明者の数が3万人近くになりましたが、まだその全貌が見えない程の大きな災害でした。
その後の福島原発事故、地盤沈下そして最近では内陸部での山津波の被害が新たにクローズアップされてきています。

 仙台市内では県外ナンバーの車が「災害復旧」の横断幕を張ってたくさん走っているのが目につきます。
大阪や京都、長野、岐阜、静岡そして新潟・・・救急車や消防車、工事関連の車、運搬車やタンクローリーであったりいろいろな被災現場で多くの専門の方々が頑張ってくれています。本当にありがたいことです。
見知らぬ土地で、雪が降ったりする寒いなか、そして余震が続く中でのご苦労に頭の下がる思いです。初めてお会いする方々なのに、こうして一所懸命に復旧作業を黙々とやっていただいています。私の住む泉パークタウンはおかげさまで総てのライフラインが既に復旧しました。
 震災十日後に米が底をついていた頃、和の学校仙台分校を通して知り合った山形県高畠町にある農事組合法人屋代農業生産組合の中村さんにメールでお米を送っていただくようお願いしたところ、翌日大型トラックでお米と灯油そして飲料水や卵、漬物などをたくさん積んで私の家の近くまで来てくれました。
最初はお米一袋かと思っていたのですが、ビッグなプレゼントには驚かされました。スタッフ4名の方々が被災された皆様になんとか力になりたいと長時間かけてわざわざ仙台まで運んでくれたものです。近くの広場にトラックを停めてもらい、数量もたくさんあったのでご近所の皆様にもさっそく連絡してお買い求めいただくことができました。

灯油やお米がなかなか手に入りにくい状態だったので本当に大助かりでした。
このような方々の存在や皆様のおかげで、また普段の生活ができることのありがたさをこれほど感じたことはありません。
感謝、感謝です。
そして生かされているこの命にも感謝です。
 昨日宮城県内の高速道路の全線が一般車両も通行可能となりました。そのせいでしょうか、スーパーでは牛乳などの商品などを除き通常の買い物ができるまでになってきました。
そして宅急便も各家庭に配達が可能となったようです。
まだ並ぶとしたらガソリンスタンドで車に給油することだけでしょうか。
そしてこれからは海岸部の街の一刻も早い復興を願うだけです。

 この間、全国の多くの皆様方から安否の確認やその後のことで電話やメールなどいただきました。
ご心配をおかけしました。
そしていろいろな組織を通して義援金などを振り込んでいただきましたこと誠にありがとうございます。
皆様の一人一人のご支援が、被災地の復興に大きな力となっていきます。
感謝申し上げます。

震災後、私が変わったこと。
 ・地域の人やご支援の方々と挨拶する機会が多くなった
 ・自動車が使えず自転車を使ったり歩くようになった
 ・節電、節水を以前より心がけるようになった
 ・パソコンの電源をあまり入れなくなり、ラジオを聞くようになった
 ・並んで買い物をすることが平気になった
 ・整理整頓をこまめにやるようになった
この世は常ならず、何歳になっても人間はわずかであっても絶えず変わっていくもののようです。

 これからの被災地の復興とあわせて仕事ができる環境作り、そして原発の行方がとても心配です。
でもいつまでも現状を憂えているわけにはいきません。自分が復興に向け強い意志を持ち出来る限り頑張りたいと思います。
引き続き皆様方からのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。


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プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大そして、昔からあった美しい東北の四季とそれを彩る催しを発信していきます。ドイツで生まれたVEEH HARFE(ヴィーハープ)演奏にも取り組み、癒しの音色をお届けしていきます。

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