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風の森通信 第731号


デルフトブルー水指 「和蘭」


 これほどまでにすっきりした水指に出会ったことはありません。
この藍色はロイヤルデルフトと呼べるに相応しい色合いです。
そしてモダンな図案に私の目は釘付けです。

仙台市青葉区北山輪王寺で開催された月釜薄茶席、席主は茶道裏千家淡交会宮城支部の小池宗昌先生。
山雲棚に荘ってあった水指「和蘭」はデルフト窯造。

小池先生はこの季節にどうしてもこの青をつかってみたかったとのこと。
伊万里の他にペルシャの陶器の影響もあったのでしょうか。
これまでの染付けとはまったく違った藍色に、心が冴え渡り研ぎ澄まされていくような感じさえいたします。
このような美しい藍に出会えたのは私にとって初めてのこと。
濃淡の違いによる奥深さが、よりデルフトブルーの魅力をひき立ててくれます。
ピュアな感覚とはこのような作品のことをいうのでしょうか。
この水指に一目惚れ。
もう一度会ってみたい水指です。
この作家の作品をもっと見てみたいという衝動に駆られ、オランダの街デルフトに行ってみたくなります。
改めて写真で拝見してみると、棚を取り囲む全体的な色の取り合わせがすごくおしゃれで、いつか私もこのようなお道具たちと一緒にお茶を点てることができたらと思わずにはいられません。
素晴らしいお道具との出会いの一日になりました。
月釜の詳細につきましては、改めて和の学校仙台分校「お茶を楽しむ会」にて例会のご報告をさせていただきます。


 
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プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大そして、昔からあった美しい東北の四季とそれを彩る催しを発信していきます。ドイツで生まれたVEEH HARFE(ヴィーハープ)演奏にも取り組み、癒しの音色をお届けしていきます。

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