風の森通信 第781号
今年最後のお稽古
床 剛山老師筆 響
花 侘助、蝋梅
後炭所望そして続き薄茶。
今日は特別社中の皆様方がお道具を持ち寄ってのクリスマス茶会です。
私がお持ちしたお道具は、六華窯岩井純氏の天目釉茶碗そして天目釉菓子器を使わせていただきました。
主菓子の銘は「ノエル」そして「白くま」、製は泉区泉パークタウン寺岡にある円菓(まどか)。
薯蕷饅頭「白くま」のかわいい意匠には皆の笑みがこぼれます。
作りたてだったのかことのほかおいしゅうございました。
今日は今年最後のお稽古でした。
齋藤宗紀先生のお茶室は仙台市内のほぼ中心地にあります。
しかしここは昔から閑静な住宅街にもなっていて、いろいろな鳥の鳴き声もよく聞こえてきます。
静かなお茶室に身を置き、花が立てられ、香が炷かれて、お茶を点ててもらい、庭にある雪を観て過ごすことができました。これこそ茶人の本懐といえるでしょうか。
今年は震災に明け暮れた一年でしたが、こうして社中の全員が無事でこれまでどおりのお稽古を続られることのありがたさを感じております。
初釜は年が明けて一月七日(土)十時から。
さて来年はどんな一年になるでしょうか。
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