風の森通信 第785号
どんと祭
毎年1月14日、仙台市泉区パークタウン内にある上の原神社ではどんと祭(どんとさい)が斎行されます。
夕食後家中の正月飾りを外して厚着をし参拝に行ってまいりました。
どんと祭とは正月送りの行事で、正月飾りや古神札等を焼納するもので宮城県を中心に呼ばれている祭りの呼称です。
他の地域では左義長やどんと焼きなどとも呼ばれているものです。
宮城県内各神社の境内の一角には、近郷近在より持ち寄られた門松・注連縄・松飾り等の正月飾りを、日没の頃に忌火により点火され焚き上げられます。そしてその火にあたると心身が清められ、今年一年間無病息災・家内安全のご加護を得ることができるといういい伝えがあります。
気温は氷点下一度と寒かったのですが、参道の階段には雪はほとんどなくまだ早い時間帯ということもあって、すぐに正月飾りを焼納し身体を暖めることができました。
その後また階段を上り、神殿に頭を垂れ手をあわせ御礼とご報告そして誓いをたててまいりました。
「東日本大震災を経ても無事に生きています。いつも見守っていただきありがとうございます。これからの目標のためにこうして今も健康でいられますことに感謝いたします」
来年の一月十四日もまた「ありがとうございます」そして「感謝します」という言葉がとめどなくご報告ができますように。
今日のお稽古は初炭手前そして小習の中から貴人清次濃茶そして貴人点薄茶でした。
齋藤宗紀先生より来週は四ヶ伝とのこと、どんなお点前をお稽古させていただけるのでしょうか。
今から楽しみでございます。
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