風の森通信 第813号
第16回杜の都大茶会
■日時 平成24年5月26日(土)、27日(日)
午前9時30分~午後4時00分
■場所 仙台市青葉区勾当台公園
■主催 杜の都大茶会実行委員会
宮城県芸術協会
河北新報社
仙台の一年は五月のためにあるといわれています。
光は天にあふれて地に降り注ぎ、街中の欅並木に若葉が出揃いました。五月のすがすがしい風が頬を通り過ぎていきます。
一服のおもてなしに宿る”ひと もの こころ”をテーマにして二年ぶりに開催されました。昨年度は震災によるの影響で中止を余儀なくされ、その復興にはまだまだ時間がかかるものと思われます。今年はお茶をとおして被災者の皆様方の心を癒し、復興に取り組む前向きな気持ちの支えの一助になればと、宮城県芸術協会茶道部加盟十三流派の関係者の熱い思いと取り組みで開催されたものです。
・26日(土)裏千家席
床 鵬雲斎大宗匠筆 無事是好年
花 芍薬、都忘れ、宮城野萩、やぶでまり、突き抜き忍冬
花入 宗筌籠
香合 木地楓
棚 春秋棚
釜 筒網干紋
水指 手桶松絵
薄器 汐汲蒔絵
茶杓 銘 清風 瑞巌老師作
茶碗 松島絵
替 竹絵
蓋置 三つ人形
建水 モール金彩紋
御茶 青松の白 大正園詰
菓子 新緑 玉澤総本店
一席六十名の市民の皆様方の席入、午後四時までに千二百名の皆様方にお茶を召し上がっていただきました。
ご家族連れで参加された方々も多く、季節のお菓子と一服のお茶を味わっていただくことができました。
お点前体験コーナーも設けられ、こちらも多くの皆様方にご参加いただきました。
今回私は裏千家席のお客様誘導係として参加させていただきました。千名を越えるお客様をお迎えするのは私にとって初めてのことでなかなか得がたい経験になりました。
心配された雨もあがりいいお茶会日和となり、無事に役目を終えることができましたことに感謝の一言でございます。
和の学校仙台分校へどうぞ