風の森通信 第818号
紅花
山形ではいま紅花を見ることができます。
誠に鮮やかなそして元気をもらえる色です。
昔は化粧品として使われた紅。
綺麗な容器の紅ちょこが母の化粧台の片隅に入っていました。
時々母のまねして紅を薬指につけ、鏡を見ながらふざけて怒られたものです。その時母に教えてもらったのは、薬指を紅さし指とも教えてもらったことを今も覚えています。
子供の頃は「お姉さん指」、大人なってからは薬師如来の右の第四指を曲げている印相に由来することを知りました。
茶道では仙遊之式で正客が本香を炷く時、銀葉を香炉の上にのせ右手薬指で軽く銀葉を押さえるという所作が出てくる。齋藤先生に教えていただいたのは、指の中でも薬指はけがれなき指だとも教えていただきました。
■紅花資料館 よみがえる紅花(くれない)
明日は輪王寺での月釜に席入の予定です。
濃茶席は小池宗昌先生そして薄茶席は大沼宗律先生。
雨が降らなければ着物姿で伺いたいと思っております。
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