風の森通信 第837号
サツマイモの収穫
芋腹の 土を落とせば 紅の色
秋といふ 色の一つに 紅東
H24.10.27 冨樫 通明
今朝、家庭菜園で試し掘りしたばかりのサツマイモです。
品種は早生多収の「紅東」
一個の大きな塊になっていて、人の顔のようでもあり腹のようにも見えてきます。
「紅東」は皮は濃い赤で中身は濃い黄色、繊維が少なくて甘みのある品種のさつまいもといわれています。
五月の連休の時に、近くのDIYのお店で一束50本の蔓が700円で売っていたものを買ってきました。あとは植えつけてほったらかしにして約半年。ほとんど手をかけずにきて、気付いてみると蔓は伸び放題で辺り一面サツマイモの葉に覆われてしまっています。今がちょうど収穫の時期になってきているようで、掘り返すと太りすぎたサツマイモがゴロゴロ出てきます。
そのサツマイモにもやはり旬というものがあるようで、収穫直後と収穫2ヶ月後の2回あると家庭菜園の本には書いてあります。栄養素的にも食物繊維、カルシウム、ポリフェノールの含有量もあるようでせっせと食べることにしたいと思っています。
長さは25センチ程度、横幅も15センチ程度はあるでしょうか、私の両手で周囲を挟めないほどの太さです。
それにしてもでか過ぎてどう料理をしたものやら。
10日間ほど陰干しして、少し甘みが出た時にいただこうかと思っています。
炉開きのお茶事の懐石料理として使えないか調べておきましょう。
さてどんな甘さであるのか今から楽しみです。
今日は5株ほど掘り返して収穫したのが15個。
畑の中には50株ほどありますのでその3倍近くは収穫できることになります。
とてもじゃないが食べ切れません。
ご近所や畑の前を通る方々にも分けてあげたいと思っています。
今日のお稽古
床
山ふ可見万つのあらしにききなれてさらにみやこやたひ心ちせん
冷泉家に伝えられる小色紙三筆の中の藤原俊成筆の写し。
上端に淡い藍を流しているだけなのですが、書風が王朝風の流麗なものになっています。
まるで筆の動きまでもが見えてきそうです。
花 秋明菊、桔梗、秋海棠、紫蘭の実 そして・・・
もう一種の花が思い出せません。
五行棚での初炭手前、長緒茶入そして薄茶点前でした。
今日で風炉はお仕舞です。
明日午前中は第28回児童生徒学生茶会、午後からは宮城県芸術家協会茶会の裏千家、石洲清水流、三彩流の各お席に席入の予定です。
楽しみでございます。
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