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風の森通信 第844号


 屠蘇(とそ)の準備


 十二月の中旬を過ぎると、そろそろお正月の準備もスタートしなくてはなりません。
掃除や年賀状の準備もあるでしょうが、休みの期間中にいただくお酒の準備をするのもその一つです。お酒の量はそれほど飲めない私ですが、美味しいお酒にみりんを少々加えて「屠蘇散(とそさん)」を浸し、毎年いただくことにしています。
この「屠蘇散」を準備するのが私の役目。今年も親しい友人から紹介していただき、ようやく手に入れることができました。
陶陶酒本舗製です。

 お屠蘇とは中国の三国時代の医者が、一年間の災難厄除のために種々の薬草を調合して酒に浸して飲んだのが始まりといわれ、邪気を屠(ほふ)り、魂を蘇(よみがえ)らせるところから「屠蘇」と名付けられたようです。
我国には平安時代の初めの頃伝えられ、お酒に屠蘇を浸して用いられてきました。「福寿」を招くと正月の縁起行事の一つとして行なわれ、元旦の朝に雑煮やおせち料理をいただく前に、年少者から年長者へと盃を順にすすめてお屠蘇を飲む習わしです。

 私は大晦日の夜に清酒にみりんを加え、一袋の「屠蘇散」を浸すだけという簡単なものです。
今年はその「屠蘇散」をまとめ買いできたので、親戚や友人たちにもお届けしたいと思っています。


 今日のお稽古は後炭手前、台天目そして流し点でした。
来週の土曜日が今年最後のお稽古となります。


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プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大そして、昔からあった美しい東北の四季とそれを彩る催しを発信していきます。ドイツで生まれたVEEH HARFE(ヴィーハープ)演奏にも取り組み、癒しの音色をお届けしていきます。

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