風の森通信 第845号
残心餘情
幸せは常密やかにあらむもの稽古納めて今年も終えぬ
H24.12.22 冨樫 通明
今日で今年のお稽古はお仕舞です。
後炭手前、盆点そして流し点。
私が齋藤宗紀先生の門を叩いたのは、平成十四年八月ですからちょうど十年が経ちました。
顧みますとこれまで毎週土曜日のお稽古はその時々で精一杯。
覚えの悪い私にとって、毎週知らないことやうまくいかないことばかりの連続で、次までには少しでも精進してまいりますというのが精一杯でした。
十年が経ってもそのことは今も同じです。
でもこうして好きな茶道を、元気にお稽古をできることの幸せを感じております。
誠にありがたいことです。
今日のお床は「残心餘情」
今日はこうすればよかった、今年はあの時あのことをこうすればよかった・・・
私のような未熟者は未熟なりに、その都度次につながるよう自覚していかなくてはならないようです。
でもこのことはいつまで続くのでしょうか。
初釜は一月五日、飯後の茶事そして員茶と齋藤先生よりお話がありました。
今から楽しみでございます。
和の学校仙台分校へどうぞ