風の森通信 第993号
仙台白百合学園茶道部 学園祭茶会(広間席)
■日時:平成27年8月30日(日) 午前10時30分~
■場所:仙台白百合学園中学・高校学校 和室
第60回学園祭茶会
床 大亀老師筆 清風拂名月
花 槿、吾亦紅、矢筈芒、 、
花入 切込焼 立鼓 正治造
清風(せいふう)明月(めいげつ)を払う(はらう)
澄み渡った空に明月が輝き、虫の声が響き広い芒の原を風が颯々と吹いていきます。
二百六十二文字の般若心経の根本は「空」の一字に尽きます。「空」を実践しそして身につけ「空」の境涯に徹するといわれています。全てを「空」に徹し切ったすがすがしい無一物の境涯でしょうか。
まさに心洗われるものでした。
釜 三日月 美之助造
水指 黄磁 兎絵 帰山造
薄器 月二兎木蒔絵 中棗 湖斎造
茶杓 太玄和尚作 銘 むさしの
茶盌 兎絵 瓢堂造
蓋置 色絵三宝 徳泉造
建水 高取 彰一造
御茶 芭蕉の白 芭蕉園詰
菓子 福うさぎ 白松がモナカ本舗製
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兎にちなんだお道具をたくさん拝見することができました。
特に釜の鐶付まで兎とあって実に微笑ましいものです。
さて、、、何匹の兎がお席にいたことになるでしょうか?
広間席は三年生が担当されました。
丁寧で落ち着いた所作が印象に残ります。
お菓子のお饅頭まで白兎でした。
実り豊かな季節を兎たちと一緒に、この学園祭茶会で楽しむことができたのです。
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