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風の森通信 第995号


もってのほか


 豪雨が過ぎ去り今朝は快晴です。
朝早く家庭菜園で咲いている「もってのほか」をたくさん摘みとってきました。

「もってのほか」とは食用菊のことです。
摘み取る手は朝露に濡れながらも菊の香りが残ります。
「もってのほか」には色や花の形によって呼び名が数種類あります。現在収穫しているのは「紅もって」という種類です。
 
 「お菓子は?」
 「着綿(きせわた)と申します」 
 「御製は?」
 「森の香でございます」

とお応えしました。
「着綿」とは重陽の日に菊の花に真綿を被せておき、次の朝早く朝露を含んだ綿を菊より外し、その綿で体を拭えば菊の薬効により病気にかからないと言い伝えられているものです。
また、花びらからとった水を飲んだ人が老不死になったという伝説もあるようで、そんなこともあってか酒好きな人は菊を浸した酒を飲むようになったといわれているものです。

 そういえば遅ればせながらの茶名披露茶事の際に、汲出に菊の花の塩漬を入れてお出ししたこともありました。
この季節はどうしても菊の花が欠かせないのです。

 今日のお稽古は後炭手前、桑小卓と長緒茶入を使って重茶碗そして入子点。他の人のお点前で拝見させていただいたのは続キ薄茶、貴人点。
来週は四ヶ伝の中から各自選んでくるようにと齋藤先生よりお話がありました。

 十月二十五日(日)、第五十二回宮城県芸術祭茶会が輪王寺で開催されます。齋藤先生と一緒にお稽古仲間で久しぶりに伺うことになりました。
当日の濃茶席は裏千家、薄茶は石州清水流そして煎茶は清泉幽茗流の各お席に席入したいと思っています。
今から楽しみでございます。


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プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大と、ヘルマンハープ演奏にも取り組んでいます。
昔からあった美しい東北の四季、それを彩る催しそして癒しの音色などもお届けしていきます。

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