風の森通信 第1008号
冬の家庭菜園
季節を感じるのは花や雲や気温ばかりではありません。
家庭菜園をやっている私にとって大根や蕪、白菜、長ネギそしてゴボウ、小松菜や水菜も出そろうことで冬を感じ取ることができます。
雪が降り始める頃、真っ直ぐに立っていた大根の葉が横になったら収穫の時期です。
長ネギも冬の寒さにあたると、やわらかくそして甘みが出てきます。
これらの冬野菜が揃ったらやっぱり鍋ものや漬物の季節。
なかでも白菜の漬物はもっぱら私が担当です。
畑からとってきた白菜を四等分に切って一日天日干し、白菜の重さの3%の食塩で漬け込みます。
塩辛さもなく白菜の甘みがでてなかなかおいしいのです。
秋に収穫したニンジンや柿の熟したものを入れたりするとまた違った味を楽しむこともできるのです。
「地産地消」ではなく「自産自消」
自分が種から作った安全・安心の野菜。サイズは大きなものから小さなものまでいろいろできます。スーパーでは販売できない大きさや形が悪いものが必ずできるものです。生産者として捨てることはできずほとんど調理し消費しています。
自分で作った野菜はおいしく栄養価も高く、そして免疫力があります。その野菜を自分で調理して食べ、健康に生きることはとても贅沢なことです。
農家の方々や厨房で修行されている皆様方には失礼かもしれませんが、素人の私にとって・・・
畑は大人にとって体と命の遊び場。
台所は男にとっても体と命の遊び場。
皆さんも家庭菜園やご自分がやれる料理を少しでもやってみませんか。
先日のお稽古は且座之式、貴人清次花月そして平花月。
気付くことの大切さを教えられます。
ありがたいことです。
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