風の森通信 第2034号
玉葱の収穫
昨年の9月15日に、プランターに玉葱の種をまいてから279日目の6月19日に、育った玉葱の全てを掘り起こしました。
収穫できた品種は株式会社サカタのタネの“ラッキー”と“ルビールージュ”の二種です。
種の大きさはたった1ミリ程度の小さなもので筋蒔にして育てたものです。
種を撒いてから約1ヶ月後に家庭菜園に定植し、その後は雑草をとる程度でほとんど手間がかからず育てやすい野菜でした。
玉葱の成分には各種のビタミンのほかに、カリウムや植物繊維も多く含み血液をサラサラにしてくれる効果が特に注目されているものです。
私の野菜作りは東日本大震災後からスタートしてから6年目となりますが、これまで農家の方々からいろいろご指導を頂いてきてようやく今年は豊作の年となりました。
サイズも大きなものが多く、200球ほどこれから自然乾燥させて保存といたします。一家庭で使うには余りあるほどの収穫量です。
既に葉玉葱としても約1ヶ月前から食卓をにぎわせていて、食材としての利用期間も1年間という長期にわたるもので通年をとおして玉葱を切らすことはなくなりそうでありがたいことです。
たくさんの玉葱を目の前にして、私もクックパッドを参考に、いろいろなメニューを作ることができるようになりました。玉葱をふんだんに使った親子丼やオムレツ、カレーライスそれに各種の玉葱惣菜を作れるようになりました。サラダなどにして簡単に生食するのもよろしいのですが、一手間かけた料理のおいしさはまた格別です。
小さな種から大きなサイズの玉葱が約9ヶ月の期間をかけて育ってくれるわけです。大地に根を張ることの大切さそして大地の力の凄さを改めて感じています。
家庭菜園の魅力は自ら種からまいて育て、途中雑草をとり農薬を使わず害虫を駆除しながら、ただひたすらその成長を待ち続けます。そして大地に感謝しながら収穫し、新鮮で無農薬の安全・安心野菜を使って自分で調理できるという自然に沿った楽しい生き方ができることにあります。
おいしい野菜を食べたいからその成長を夢見てじっと待ち続ける。人としての生き方のヒントがその家庭菜園の中にあるのだと信じています。
皆様も身近なところで家庭菜園を是非始めてみませんか。
11日のお稽古は唐物そして入子点でした。
先日は且座を二度ほどで東の役そして花・炭・香の全ての役をさせていただくことができました。その後菓子付平花月。
来週は長島さんがお仕事のためお休みとなりますので、武田さんと台子点前と齋藤先生より予告がありました。
季節的にも長板でのお稽古もいつかお願いしようかと思っております。
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