風の森通信 第2036号
夏越の祓い
仙台市青葉区西公園内にある櫻岡大神宮で毎年六月三十日に行われる「夏越の祓」に親しい友人と一緒に参加してきました。
これまで半年分のけがれを落とすとともに、これからの残り半年間の健康と厄除けを祈願するものです。
厄を落とすために 「茅の輪くぐり」が行なわれます。茅の輪とは茅(ちがや)という草で編んだ高さが約二メートルの輪のことをいいます。
神社の境内に作られた茅の輪の中を数字の8の字を書くように左、右そして左と三度くぐり抜けるものです。茅の輪をくぐることで、病気や災いを免れることができるといわれています。
それにもう一つ、人形(ひとがた)という人の形を模した白い紙の形代(かたしろ)に、自分の名前と年齢を書いてそれで体を撫で人形に罪やけがれを移し身代わりとして納めます。人形を川に流したり、篝火を焚いたり、水や火を使う神事で清めて厄を落としてもらうことになります。
茅の輪くぐりを済ませた後参列者が拝殿に入って改めて神事が執り行われます。
神事に先立ち本殿の鍵が神職によって開けられ、季節の野菜や果物、お米などがお供えされた後一人ひとりが幣殿に玉串を供えることになります。
「天下泰平国土安穏心願成就」
拝殿に入ると正面左右に錦の御旗が飾られていました。
錦の御旗とは本来は丹紫(にしき)の御旗の事と書いたものがあったように記憶しています。丹紫の御旗は陰と陽との交わり、人と人とが結びそして和むという平和の象徴であると。
どなたか詳細を教えていただけませんか。
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