風の森通信 第2094号
書の暦 “文月”
“文月” 佐々木祐一筆
“文”の字が“月”に向かい爪先立って歩いているようにも見えてきます。
この字の重点は写真向かって右下の足のところでしょうか。
“ヤジロベー”のように、その重点を下から支えるだけでうまく釣り合いがとれているようで面白いものです。
六日 天赦日(てんしゃにち)、一粒万倍日
七日 小暑、七夕
九日 望
二十三日 大暑、塑
天赦日とは日本の暦の上で最上の吉日とされており、新しい何かをスタートさせたり躊躇していたことに挑戦するにはもってこいの日とされています。
年に五~六回しかない貴重な開運日。
天赦日は百神が天に昇り、天が万物の罪を赦(ゆる)す日とされていて最上の大吉日。そのため赦日にのみ万(よろづ)よしとも言い伝えられています。
今月は特に一粒万倍日の吉日と重なったこともあって、そのような日には宝くじの購入も良しと言われています。
では七月六日は夢でもみさせてもらいますかな!
ちなみに今年の残りの天赦日は、七月六日を含めてあと三回だけで九月十八日(月)と十二月三日(日)だけとなっているようです。
今日のお稽古は鬼面風炉での後炭手前、名水点そして流し点。
明日は輪王寺の月釜に伺ってきます。
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