風の森通信 第2149号
仙台白百合学園創立125周年
仙台白百合学園茶道部学園祭茶会
・日時 平成30年9月2日(日)午前10時~
・場所 仙台白百合学園高等学校 和室
今年は仙台白百合学園創立125周年にあたります。
年間のテーマは「キリストの愛が、私たちを駆り立てる」
125周年 第63回仙台白百合学園祭が9月1日(土)~2日(日)まで開催されました。
今年の学園祭のテーマは“Circus”
Circusは、持っている才能を磨き上げた者たちの集団。
学校をその集団に例え、生徒はみな比べようのない唯一の個性と才能を持ち、そのことを信じそして重なり合い、刺激し合うことで生まれてくる活力。仙台白百合学園に集う全ての生徒たちによって「生かされている才能」がどのように表現されるのか楽しみです。
今年も寺岡市民センター「子供茶道教室」の子供たち、そして父兄の皆さま方と一諸に茶会席に伺いました。
■広間席
床 紹尚和尚筆 日々是好日
花 槿、水引
花入 高取 瓢 八仙造
お床は秋の風情で私たちを迎えてくれました。
染付の水指は、御園棚にぴったりの色合いです。
津軽塗とのことで、蓋の上には満月がきれいに描かれ、漆の部分の艶をおとしてとても落ち着いた雰囲気のお棗です。
蓋置は卒業された先輩たちが寄贈された百合絵、そして他のお茶碗やお道具も代々茶道部で受け継がれてきたものとお聞きしました。
お菓子もわざわざ岐阜から取り寄せていただいたとご紹介があり、栗の風味がいかされていて正にご馳走です。
釜 肩衝 浄栄造
水指 染付写 末広 徳泉造
薄器 月明かり蒔絵中棗 猶司造
茶杓 義山和尚作 銘 松の緑
茶盌 七宝柄 高山造
蓋置 百合絵
建水 黄瀬戸
御茶 芭蕉の白 芭蕉園詰
菓子 栗きんとん 栗南陽軒製
一諸に席入されたのは約20名の方々。
生徒の父兄の皆さま方そして地域の皆さま方。
小さい子供さんたちも、立礼席で点てていただいたおいしいお茶とお菓子を楽しまれたようです。
多くのお客様が秋の風情のお道具、茶道部が代々受け継いできた大切なお道具で、丁寧に点てていただいたお茶は誠においしいものでした。
浴衣を着た20名の茶道部員の、心あたたまるおもてなしを存分に楽しむことができたのです。
来年のお席も今から楽しみです。
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